2025年日本国際博覧会協会からの万博コラム寄稿(第8回)世界と未来のグルメ旅行
世界と未来のグルメ旅行
万博の楽しみで外せないのが、「食」の楽しみです。1970年大阪万博では、海外パビリオンが提供する外国料理やファーストフードが人気を博し、長い行列ができました。大阪・関西万博では、更にパワーアップした万博グルメをお楽しみ頂けます。
1つ目は「世界のグルメ旅行」です。ここでは、各国が提供する世界のグルメの一端をご紹介します。例えば、スイスパビリオンでは、スイスチーズなどを使った郷土料理やデザートが味わえます。チェコパビリオンでは、チェコ料理と共にチェコビールが進みそうです。
スイスパビリオン
提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
チェコパビリオン
提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
モナコパビリオンにはワインバーが併設され、一流ホテルのワインセラーから選りすぐりのワインとコニャックが提供されます。ハンガリーパビリオンでは、本格的なハンガリー料理が楽しめるほか、ワインをソーダでわる「フルッチ」なども楽しめます。
モナコパビリオン
提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
ハンガリーパビリオン
提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
このように、異国情緒あふれる各国料理を楽しみながら、その国のパビリオンスタッフと食談義を繰り広げられるのも、万博ならではの醍醐味です。是非とも食を通じた国際交流をお楽しみ頂ければと思います。
2つ目は「未来のグルメ旅行」です。例えば、ドバイ万博日本館にも出店したスシローさんは、「未来のすし屋」を出店します。くら寿司さんは、同社史上最長約135mの回転ベルトを設置した回転寿司を出店し、各国料理を集結させたメニューを開発中です。サントリーホールディングスさんは、カフェテリア、レストランに加えて、近畿大学の最先端技術による養殖魚専門料理店と、3店舗を出店します。各社共に、持続可能性や世界を意識した店づくりで未来の食を提供します。
3つ目は「地元のグルメ旅行」です。日本人のみならず、多くのインバウンド客の皆さんに地元グルメを楽しんでもらうのも、万博ホスト国としてのおもてなしです。リング北西側のサスティナブルフードコートでは、食いだおれの街・大阪のグルメが一堂に集結する『大阪のれんめぐり 〜食と祭EXPO〜』が出店します。大阪を代表する銘店グルメが集結し、ロボットも活用しつつ新しい外食産業の在り方を世界に提案します。大阪の道頓堀や新世界、十三を代表する名店12店と、2週間ごとに店が入れ替わり、大阪府内各市町村の名物グルメを提供する計13店が集結します。
ここに紹介した内容は、万博グルメのほんの一部に過ぎません。最新の情報は、万博に関するあらゆる情報を入手できるEXPO Visitorsから入手できます。是非ともチェック頂ければ幸いです。

https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/

<執筆者紹介>
西本 敬一氏
(NISHIMOTO KEIICHI)
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
(Japan Association for the 2025 World Exposition)
経営企画室・上席審議役
(Director General Extraordinary, Management Strategy Office)
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更新日:2025年01月27日