AEDの使用方法

更新日:2023年04月21日

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突然の心停止により、心臓と呼吸が止まってしまった場合、救急隊が到着するまでに胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDによる電気ショックを行うことが極めて有効です。

(注意)傷病者(倒れている方)の肩を軽くたたきながら大声で呼びかけ、何らかの反応や仕草がなければ、119番通報とAEDの手配を行うとともに、10秒以内に胸や腹部の動きに注意し呼吸の有無を判断します。呼吸がない、普段通りでない、分からない場合は「呼吸なし」として判断し、胸骨圧迫を行い、AEDを使用します。

胸骨圧迫の実施方法とAEDの使用方法

胸骨圧迫は、心臓の付近を圧迫することにより、動かなくなってしまっている心臓の代わりに酸素の含まれた血液を循環させる手法です。

胸骨圧迫の実施方法

胸骨圧迫は、傷病者の胸の真ん中に両手を重ねて当て、肘をまっすぐ伸ばして、手の付け根部分に体重をかけ、圧迫することで行います。

1分間に100~120回のリズムで、胸が約5センチメートル(注釈)沈むように、約30回間断なく行います。

(注釈)小児は胸の厚さの約3分の1の深さまで圧迫します。

心臓マッサージをしている男性のイラスト

人工呼吸と感染症対策

胸骨圧迫を行う際には、マスクやハンカチなどにより傷病者の鼻と口を覆ったうえで胸骨圧迫を開始します。

また、成人に対して人工呼吸は実施しません。

(注意)子どもに対しては、人工呼吸を行う技術と意思があれば、実施しても構いません。

AEDの使用方法

AEDが手元に用意でき次第、カバーを開け、AEDの電源を入れます(自動的に電源が入る機種もあります)。

あとはAEDの案内に従い、電極パッドの絵に表示されている通りにパッドを傷病者の素肌に直接貼ります。(注釈)

パッドを貼ると、AEDが心電図を解析し、電気ショックが必要な状態であるかどうかを判断します。電気ショックが必要な場合は、電気ショックのために自動的に充電が始まり、充電が完了すればAEDから案内があるため、案内に従い電気ショックボタンを押してください。

電気ショックを実施後(電気ショックが不要だった場合も)、胸骨圧迫を再開します。

  • (注釈)傷病者の胸が濡れている場合は、タオル等で拭き取ります。
  • (注釈)電極パッドを貼り付けるところに貼り薬がある場合は、はがして薬を拭き取ります。
AEDのパッドを胸などの素肌に貼っているイラスト

傷病者へのプライバシー保護等について

三田市では、傷病者のプライバシー保護の取り組みとして、市が設置しているAEDボックス内に三角巾を設置しています。

服をすべて脱がさなくても、パッドを素肌に直接貼り付けることができていれば、AEDは使用できますが、必要に応じ傷病者の体に三角巾をかけることでプライバシー保護につながります。

なお、三角巾は患部の固定や応急処置にもご利用いただけます。

三角巾によるプライバシー保護について女性へのAED使用について

処置後の感染症対策

胸骨圧迫を行い、AEDを使用するなどして、救急隊に傷病者の手当てを引き継いだ後には、感染症予防のため、手と顔を速やかに石鹸と流水で洗ってください。

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この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康増進課
〒669-1514 三田市川除675 総合福祉保健センター
電話番号:079-559-6155
ファクス番号:079-559-5705

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