自動車走行データによるデータ利活用型スマートシティ推進事業

更新日:2023年07月03日

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自動車走行データによるデータ利活用型スマートシティ推進事業について

三田市は、電車やバスなどの公共交通が整備されている地域やルートがあるものの、市内市外の移動において自動車を利用する機会が多いのが実情です。自動車の利用において、「交通事故の低減」や「道路の維持管理」、「排気ガスの低減による脱炭素推進」、「渋滞緩和」など様々な課題があります。これらの課題に対して、自動車の走行により収集可能なデータ(加速度や振動、位置情報など)を活用することで、地域の課題解決につながるか実証に取り組んでいます。

本事業を通じて、三田市において民間企業等と連携しながら、自動車走行データを活用した新たなサービスや価値を創出し、Society5.0の早期実現とスマートシティ推進をさらに加速、拡大させていきます。

救急車の安全運転向上に向けた実証実験

実験概要

令和5年7月から、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と連携し、IoT(アイオーティー)タグやGPS(ジーピーエス)等を使い収集するテレマティクスデータ(自動車走行データ)を活用し、救急車などの緊急車両の安全運転向上を目的とした実証実験を行っています。

救急車の安全運転向上に向けた実証実験のイメージ図

救急車の安全運転向上に向けた実証実験のイメージ図

路面状況把握に関する実証実験

実験概要

令和4年7月から、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社がテレマティクス自動車保険契約を通して蓄積した自動車走行データと、三田市の道路パトロールカー等の走行で蓄積した自動車走行データをもとに、統計加工を施した上で路面異常推定箇所を地図上に可視化し、効果を検証します。

路面状況把握に関する実証実験のイメージ図

路面状況把握に関する実証実験のイメージ図

車載カメラを活用した道路マネジメントシステム開発に係る共同研究

実験概要

令和4年9月から、三菱電機株式会社三田製作所(兵庫県三田市)と連携し、AI(エーアイ)が路面で修繕を要する損傷を自動検知する機能を構築し、電子地図上へ展開することによる見える化や、時系列化により市内各所の損傷状況の変化、劣化速度の分析などを行います。この取り組みにより、実現性や従来業務とのコスト比較を評価し、システム実用化の検証を行います。

車載カメラを活用した道路マネジメントシステム開発に係る共同研究のイメージ図

車載カメラを活用した道路マネジメントシステム開発に係る共同研究のイメージ図

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 DX推進課 スマートシティ推進係
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5096
ファクス番号:079-559-6877

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