阪神間都市計画事業 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業

更新日:2023年10月19日

ページID: 16108

社会資本整備総合交付金交付要綱の規定により、交付対象事業の三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業について、兵庫県知事の認可のあった事業計画を公表します。

事業計画

当初認可日:令和3年11月15日
第1回変更認可日:令和4年11月10日
第2回変更認可日:令和5年10月18日

第1 事業の名称等

1 事業の名称

阪神間都市計画第⼀種市街地再開発事業
三⽥駅前Cブロック地区第⼀種市街地再開発事業

2 施⾏者の名称

三⽥駅前Cブロック地区市街地再開発組合

第2 事業の目的

1 地区の概況

本地区は、三⽥市の⽞関⼝であるJR・神⼾電鉄三⽥駅の南側に位置している。市では三⽥駅前再開発整備構想を定め、本地区を含む三⽥駅前地区の約5haをAからDブロックの4区分に区分し、順次、市街地再開発事業を実施し、すでにA、B、Dブロックが事業完了している。
本地区は、その中⼼に位置することから、脆弱な都市基盤に低層の⽼朽建築物が密集し、かつ空閑地が混在している状況を解消するとともに、既に完成した3つのブロックと補完し、連携し、三⽥駅前の活性化や賑わいと潤いのある成熟都市・三⽥の顔にふさわしいまちづくりが望まれている地区である。

2 事業の⽬的

⽼朽化し耐震性が不⾜する建築物が密集し、未接道敷地や細分化した敷地が多い本地区を再開発し、建物の不燃化や耐震化による都市の防災性能の向上を図る。
交流拠点となるにぎわい広場やシンボルロードとなる通りと連続性のある商業・業務施設、駅近接の良好な住宅など、都市機能を複合的に集積し、既に市街地再開発事業が実施された3地区と⼀体性を図ることで、三⽥市の⽞関⼝における市街地再開発事業の集⼤成にふさわしい街を形成する。

第3 施行地区

1 施⾏地区の位置

2 施⾏地区の区域

三⽥市駅前町434番2、435 番、435番3、436番3、441 番1、441 番2、443 番、443 番1、445 番、445 番1、445 番2、445 番3、451 番1、451 番2、452 番1、452番3、453 番1、453番3、454 番1、454 番3、454 番4、454 番5、454 番6、454 番7、454 番8、454 番9、454 番10、454 番11、454 番12、454 番13、454 番14、454番17、454番18、455 番1、455 番2、455 番3、455 番4、455 番5、456 番1、456番5、456番6、464 番1、464 番2、464 番3、464 番4、464 番5、465 番、466 番、467 番1、467 番2、467 番3、467 番4、467 番5、467 番6、467 番7、467 番8、467 番9、469 番1、470 番1、470 番2、470番3、470 番4、471 番2、471 番3、471 番5、471 番6、471 番7、479 番、480 番、480番1、481 番1、481 番2、481 番3、481 番4、481 番5、481 番6、481 番7、481 番8、481 番9、481 番10、481 番11、481 番12、481 番13、483 番2、483 番3、483 番4、483番5、485 番1、485 番2、485 番3、485 番4、486 番1、486 番2、487 番1、487 番2、487 番3、487 番4、487 番5、487 番6、487 番7、487 番8、487 番9、487 番10、487 番11、487 番12、488 番2、489 番1、490 番1、490 番2、490 番3、490 番4、490 番5、490 番6、491 番1、491 番2、491 番3、491 番4、491 番5、491 番6、491 番7、491 番8、491 番9、491 番10、491 番11、491 番12、492 番1、492 番2、492 番3及び492 番4 

3 施⾏地区の⾯積

約1.9ha

第4 設計の概要

1 設計説明書

(1)設計⽅針

本地区の整備により駅前周辺地区にさらなる賑わいと活⼒が創出され、その効果が中⼼市街地全体に及ぶことから、「周辺地域を巻き込んだ賑わいのある街」の形成を⽬指す。
また、新たに幅30mのシンボルロードを軸としたオープンスペースが⽣まれ、既存の街とつながる⾵景を形成する。また、街の魅⼒でもある豊かな⾃然とひとが寄り添い、多世代が集う住環境と商業・業務施設が複合した「三⽥らしい魅⼒ある街」の形成を⽬指す。

(2)施設建築物の設計の概要
ア 設計⽅針

三⽥駅前の顔となる敷地北側に商業業務棟を配置する。商業業務棟は、階段状の平面を計画し、屋外の3階ににぎわい広場、4階、5階に緑地を整備し、潤いのある空間を形成する。物販、飲⾷など専門店のほか、サービス、医療施設、公益的施設を適宜配置する。また、駅前線に⾯して連続的に店舗を配置することにより、歩⾏者空間と⼀体となった賑わいを創出する。
敷地南側には、⾃⾛式駐⾞場を囲んで、コの字型に住宅棟を配置する。
また、三⽥駅、キッピースクエアから繋がるにぎわい広場やシンボルロードを整備するほか、Aブロック、Dブロックを結ぶネットワークデッキを整備し、三⽥駅前の賑いづくり、歩⾏者の安⼼安全な歩⾏者ネットワークの形成を図る。

イ 建蔽率及び容積率等
敷地1
敷地面積 建築面積 延床面積
(容積対象)
建蔽率 容積率
約11,650平方メートル 約8,700平方メートル 約68,500平方メートル
(約49,990平方メートル)
約74% 約430%
敷地2
敷地面積 建築面積 延床面積
(容積対象)
建蔽率 容積率
約1,390平方メートル 約990平方メートル 約2,860平方メートル
(約2,860平方メートル)
約71% 約210%
敷地3
敷地面積 建築面積 延床面積
(容積対象)
建蔽率 容積率
約300平方メートル 約70平方メートル 約130平方メートル
(約120平方メートル)
約25% 約40%

 

ウ 主要構造及び⽤途
敷地1
  主要構造 階数 高さ 用途
住宅棟 鉄筋コンクリート造 地上20階 約60メートル 住宅、商業
商業業務棟 鉄骨造 地上5階 約25メートル 商業、業務
自走式駐車場棟 鉄骨造 地上5階 約19メートル 駐車場
敷地2
  主要構造 階数 高さ 用途
自走式駐車場棟 鉄骨造 地上3階 約10メートル 駐車場
敷地3
  主要構造 階数 高さ 用途
公益的施設棟 鉄筋コンクリート造 地上2階 約7メートル 交番
エ 建築設備

給⽔設備、排⽔設備、電気設備、ガス設備、空調設備、電話設備、通信設備、消防設備、避難設備、昇降設備、TV受信設備、避雷設備

(3)施設建築敷地の設計の概要

施設建築敷地は、住宅施設、商業業務施設、駐⾞場施設の整備を⾏う敷地1と、駐⾞場施設の整備を⾏う敷地2、交番の整備を行う敷地3の3つの敷地に分けるものとする。
敷地1については、地区の⻄側の道路境界線から7m、南・東・北側の道路境界線から2mの壁⾯後退を⾏い、歩道と⼀体となった緑豊かなゆとりある歩⾏者空間を形成する。
また、駅前1号橋レベルでの通路を計画し、新たな歩⾏者動線を整備する。
敷地2及び敷地3については、前面の道路境界線から2mの壁⾯後退を⾏い、歩道と⼀体となった緑豊かなゆとりある歩⾏者空間を形成する。

(4)公共施設の設計の概要
概要
種別 名称 幅員 延長 備考
幹線街路 3・3・100 三田幹線 28メートル(14メートル) 約140メートル カッコ内は区域内の幅員
幹線街路 3・6・308 駅前線 16メートル(8メートル) 約130メートル カッコ内は区域内の幅員
区画街路 7・5・342 駅前2号線 14メートル 約130メートル  
区画街路 7・5・343 駅前3号線 14メートル(7メートル) 約100メートル カッコ内は区域内の幅員
特殊街路 8・2・344 駅前1号橋 33メートル(17メートル) 約10メートル カッコ内は区域内の幅員

2 設計図

(1)施設建築物
(2)施設建築敷地
(3)公共施設

第5 事業施行期間

⾃: 組合設⽴認可公告⽇

⾄: 令和10年6⽉

第6 資金計画

支出金
項目 金額
調査設計計画費 1,126百万円
土地整備費 1,218百万円
補償費 3,413百万円
工事費 23,323百万円
測量及び試験費 210百万円
事務費 780百万円
借入金利子 100百万円
合計 30,170百万円
収入金
項目 金額
公共施設管理者負担金 3,366百万円
再開発事業補助金 7,510百万円
再開発事業補助金(防省緊※) 1,750百万円
保留床処分金 17,493百万円
その他収入 51百万円
合計 30,170百万円

 ※防省緊とは、防災・省エネまちづくり緊急促進事業(地域活性化タイプ)の略

関連リンク