あなたはどれくらい塩分とってる?【食育コラム平成31年4月号】

更新日:2022年03月31日

ページID: 2992

 塩分の多い食事は、高血圧の大敵です。
 日本人の食事摂取基準2015では、1日の塩分の目標は男性8グラム未満、女性7グラム未満とされています。
 この基準は、今後の改訂でさらに引き下げられる可能性があります。
 さらに、高血圧の予防・治療のためには1日6グラム未満が目標といわれています。

 手軽にできる減塩方法をご紹介しますので、できそうなことから取り入れてみてくださいね。
(食事制限の指示を受けている方は、かかりつけの医師に相談して行ってください)

塩分を減らすひと工夫

かけ調味料を控える

瓶に入った醤油と小皿にとった醤油のイラスト

 調味料を上からかけると、必要以上に塩分をとってしまいます。また、味を確かめずに調味料を足す習慣も要注意。
 調味料は小皿に取り、少量ずつつけるのがポイント。食卓に醤油をおかないようにしてもいいですね。

天然だしを活用

 おひたしの醤油をだしで割ったり、しっかりだしをとって煮物を作ったりすることで、塩分のある調味料が少量でもおいしく調理できます。
 市販の顆粒だしには塩分が含まれているので、昆布やかつおなどから、天然のだしをとりましょう。

袋に入っただし昆布と鍋に入っている煮物のイラスト

水出しで簡単!天然だし

 だしを使う前日に、ポット1リットル程度の水に昆布・削りかつおを入れます。
 一晩置いたら、昆布と削りかつおを取り出して完成!
 冷蔵保存で3日程度で使い切りましょう。

新鮮な食材を選ぶ

 素材そのもののおいしさを活かすために、新鮮な食材や旬の食材を選びましょう。

香辛料・酸味などの風味の利用

チューブに入った辛子、瓶に入った酢、小瓶に入ったカレー粉を並べたのイラスト

 酢・レモンなどの酸味、こしょう・わさび・からし・にんにく・カレー粉(香辛料)・ハーブ類・ごま・しょうがなどの風味など、塩分が含まれていないものを活用しましょう。
 味付けのマンネリ化も防げます。

汁物は1日1杯までに

 野菜・きのこ・海藻類をたっぷり入れて具だくさんにすることで、汁の量を減らしましょう。

野菜でカリウムをとりましょう

 野菜や海藻類に含まれるカリウムは、余分な塩分(ナトリウム)を体の外に出す働きをしてくれます。

バスケットにもられた赤や緑の野菜のイラスト

 野菜や海藻類を合わせて1日350グラムとることを目指しましょう。野菜料理で小鉢5皿分が目標です。
 まずは野菜料理を1日1皿プラスすることを意識してみましょう。
 また、果物にもカリウムが含まれています。果物は1日200グラム、にぎりこぶし1つ分程度を目安に取り入れましょう。

知らないうちにとっている塩分に注意

 塩分は塩辛いものだけに入っているわけではありません。
 味の濃いものにも塩分がたくさん含まれています。
 気づかずにとっている塩分を知るには、栄養成分表示の「食塩相当量」を確認しましょう。

毎日の生活の中で、少しずつ減塩を意識しましょう!

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康増進課
〒669-1514 三田市川除675 総合福祉保健センター
電話番号:079-559-6155
ファクス番号:079-559-5705

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