三田米の豆知識
三田米
三田米(奥三田)
三田米はこんなところで作られています
三田市の全体図
三田市は兵庫県の南東部に位置し、神戸市街地から北へ約25km、大阪から北西へ約35km圏内にあります。総面積は約210平方kmで、県内41市町のなかで14番目の広さとなっています。周辺部には山地が多く、北から東にかけて標高600mほどの山々が連立し、南東部には美しい田園風景を創り出している農村と共に、計画的に開発されたニュータウンの美しい街並みを誇る田園都市が広がっています。
市内の農地面積は、約2,010haで市の面積の約1割にあたり、三田米は面積にして約1,200haで作られています。寒暖の差が大きい三田地域で栽培された三田米は、粘り・つや・香りに優れ弾力があり美味しいといわれています。
三田米のおいしさの秘密
1.豊かな自然の水源・土壌
三田市には、豊かな自然林を擁する北摂・六甲山地に源を発する武庫川水系(青野川、黒川、羽束川、波豆川)の4つの流域がもたらす稲作に最適な地形や土壌、清らかな水質があります。三田米はこうした渓谷を流れる美味しい水から育っています。
2.三田盆地特有の気候
三田市は農耕に適した穏やかな地域に位置しながらも、稲の成熟期に大きな寒暖差を生む三田盆地特有の気候が甘みや旨みを出しています。年間平均気温はセ氏14度前後、年間降水量は1200~1500mm程度で農耕に適量の恵みをもたらしています。
3.丹精込めてつくる生産者
三田市の生産者が水管理等に力を入れ、良い米が採れるように丹精込めて作っています。農薬をできるだけ抑え、雑草や害虫に襲われやすい中で、丁寧に管理を行い、安全で美味しい米づくりをしています。
三田米の銘柄紹介
「コシヒカリ」
甘みと強い粘りが特徴の、日本を代表するブランド米です。味・香り・粘り・つや・弾力に優れ、冷めても美味しいと人気があります。「越の国に光輝く」という意味で「コシヒカリ」と名付けられました。おにぎりや洋風料理、和食料理など幅広く相性が良いです。三田市で一番人気のあるお米です。
「どんとこい(さんきらり)」
粒形はコシヒカリに似て、粒厚も高く外観は良好です。食味もコシヒカリとよく似ていますが、コシヒカリより長い時間をかけて登熟するため、粒が大きく甘みがあります。炊き込みご飯やカレーライス・チャーハン・リゾットのような料理にして食べても美味しいです。三田市では学校給食でも使われています。
「ヒノヒカリ」
コシヒカリを父に持ち食味の良さが特徴です。全国米作付面積の3位であり、三田市でも多く作られています。ヒノ(陽の)は西日本、九州を表し、光り輝くことに願いを込めて名付けられました。粒に厚みがあり、全体に丸みを持ち光沢も美しいです。味・粘り・香りともバランスが良く、ふんわりとしたお米の風味を味わえます。
「ヤマフクモチ(もち米)」
ヤマフクモチは、三田市の高平地区を中心に日中の寒暖差が大きい環境で作付がされています。他の産地のもち米と比べて皮が薄く、粘りと甘みが強い中でどんな味付けにも合うという特徴があります。コシや粘りも抜群でキメが細かく上品な味わいがあります。
「山田錦」
日本酒の原料になるお米で、酒米の王者と呼ばれています。兵庫県は山田錦の生産量が全国1位を誇り、三田市内でも多くの作付がされています。三田市の豊かな自然が育んだ酒米は、県外の酒蔵にも高級酒に欠かせない原料として出荷され、特徴のある銘酒がつくられています。
環境に配慮した米づくり
「環境コシヒカリ」
植え付け前に堆肥や稲わらなどの有機物を投入し、さらに兵庫県下で行われる通常の栽培で使われる農薬の量の半分以下で栽培されています。自然環境へのやさしさや人の健康に配慮した米づくりによってできあがったお米です。
「奥三田米コシヒカリ」
こだわりの産地、栽培方法で育てた環境コシヒカリをさらに厳選しています。品質検査を徹底し、大粒ぞろいの成熟したものだけを選んでいます。食感の良さ、旨みと甘みを高いレベルで実現し、見た目に美しく美味しい貴重なお米です。モチモチとして甘味もあり、冷めても美味しいお米です。
「合鴨コシヒカリ」
堆肥による土づくりを基本とし、合鴨に雑草や病害虫を駆除してもらうことで農薬や化学肥料を使わずに、環境にやさしい米作りを行っています。合鴨を田んぼに放し飼いすると、脚で土壌をかき回すため雑草が発芽しにくく、発芽をしても合鴨がエサとして食べてくれます。水田で暮らす合鴨の排泄物も肥料として田んぼに還元されます。田んぼの生き物の命を大切にしながら、栽培したお米です。
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更新日:2023年10月23日