はじかみ池公園 車掌車 現役の姿に復元

更新日:2022年11月10日

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現役当時の姿へ復元

11月4日(金曜日)から6日(日曜日)にかけて、三田市あかしあ台のはじかみ池公園に展示されている旧国鉄時代の列車「夢サンディ号」の最後尾に位置する車掌車(ヨ8000)が、ボランティアによる塗装作業により現役当時の姿に復元されました。今回ボランティア作業の申し出があったのは兵庫県塗装工業協同組合の青年部組織である“兵庫昭和会”の皆さんで、3年前に3両編成の中間に位置する貨物車(マニ50)の復元作業に続き2度目となります。

黒色の中に灰色がかった色

作業は3日間にわたり行われ、4日(金曜日)は、長年にわたり積もったほこりや汚れなどを高圧洗浄で洗い流しました。5日(土曜日)は錆を落としながら古い塗装を整える下地処理、再び錆を発生させにくくする下塗りが2回行われました。その後、外装色となる黒色の一層目を塗り、作業を終えました。6日(日曜日)は最終の外装となる上塗りで運行当時の黒色(N-15)が塗られ、黒色の中に僅かに灰色がかかったような色で当時の姿が再現されました。

間近で見学できます

復元作業には3日間で延べ約20人の方に携わって頂きましたが、それまでにも現地調査や資料が少ない中での調色作業など数多くの方のご協力頂き、復元させる事ができました。今回復元された車両は内部に入る事はできませんが外観は間近で見学する事ができます。はじかみ池公園へお越しの際はぜひご覧ください。

兵庫県塗装工業協同組合 兵庫昭和会の皆さまには復元作業に際し多大なるご協力を賜り、大変ありがとうございました。

兵庫昭和会青年部

兵庫県塗装工業協同組合に属する会社の経営者や後継者の団体であり、企業のリーダーとしての研鑽活動や会員相互の親睦を目的として活動

  • ひょうご技能グランプリ&フェスタに出展し塗装体験を実施
  • 兵庫県ものづくり大学校で兵庫の「匠」としてものづくり体験へ参加
  • 兵庫県シルバー人材センターで塗装の技能講習会を実施

兵庫県塗装工業協同組合

塗装業を主たる業務として建築物、鉄鋼構造物の防腐防食、地域社会の環境美化を図ると共に組合員の為に必用な共同事業を行うなど、昭和39年に兵庫県知事から認可を受けた塗装専門業者で組織された団体

車体後方

旧国鉄色見本によると当時はN-15(黒色)で塗装されていました

作業時の風景

作業の状況

地図情報

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