新型コロナウイルスに気をつけよう
新型(しんがた)コロナウイルスって?(令和5年3月13日現在)
「コロナウイルス」は熱(ねつ)・咳(せき)・鼻水など、風邪(かぜ)の原因となるウイルスのひとつです。新型コロナウイルスは2019年から世界中ではやり始めた新しいウイルスで、日本では2020年に初めて感染(かんせん)した人が確認(かくにん)されました。
新型コロナウイルスに感染するとどうなるの?
新型コロナウイルスに感染すると、風邪やインフルエンザにかかったときと似(に)ていて、熱や咳(せき)が出たり、のどや頭がいたくなったり、体がだるくなったりします。感染したら誰(だれ)でも具合が悪くなるわけではなく、いつもと変わらず元気な人もいます。しかし、お年寄(としよ)りや体の弱い人が感染すると症状(しょうじょう)が重くなりやすいです。また、いつもは元気な人でも感染して症状(しょうじょう)が重くなることもあります。
新型コロナウイルスに感染したらどうしたらいいの?
新型コロナウイルスはまだ分からないことも多く、完全(かんぜん)に治(なお)せる方法は見つかっていません。新型コロナウイルス用の薬(くすり)も作られていますが、使うためには感染してからの期間(きかん)や年齢(ねんれい)などに決まりがあり、12歳(さい)になっていない子どもに使える薬はまだありません。
そのため、熱を下げる薬や咳(せき)を軽くする薬など、症状(しょうじょう)をやわらげる薬を使います。症状(しょうじょう)が落ち着いてからもしばらくは無理(むり)をせず、しっかりと体を休めるようにしましょう。
新型コロナウイルスによるいじめや差別(さべつ)はダメ!
新型コロナウイルスへの不安(ふあん)から、感染した人や海外の人のことを悪く言ったり、仲間はずれにするなどのいじめや差別は絶対にしてはいけません。新型コロナウイルスは誰でも感染する可能性があります。相手の気持ちを考えて行動し、傷(きず)つけることがないようにしましょう。
新型コロナウイルスへの感染を予防(よぼう)しよう
ウイルスは咳(せき)やくしゃみをした時につばと一緒に飛んだり、ウイルスがついた物を触(さわ)った手で目や鼻、口を触ることで感染します。また、しっかりごはんを食べ、よく寝(ね)て、ウイルスに負(ま)けないように規則(きそく)正しい生活を送りましょう。
手洗(てあら)いをしっかりしましょう
外から家に帰った時や食事(しょくじ)前などに石けんを使って手洗いをすることでウイルスを洗い流(なが)すことができます。外出先などで手洗いができない場合は、アルコールなどの消毒剤(しょうどくざい)を使う方法もあります。
マスクは必要なときにつけよう
マスクをつけると自分が咳(せき)やくしゃみをした時につばが飛ばないようにすることができます。また、まわりの人のつばが自分の鼻や口に入らないように防ぐことができます。病院などにいくときや、人がたくさん乗っている電車・バスをつかうときはマスクをつけましょう。
換気(かんき)をしましょう
こまめに空気の入れ換(か)えを行いましょう。空気が乾燥(かんそう)すると、のどのバリア機能(きのう)が低下(ていか)するので、加湿器(かしつき)をつけて湿度(しつど)を50~60%に保(たも)つこともウイルスの予防に効果的(こうかてき)です。
人との距離(きょり)をあけましょう
人との距離(きょり)が近いとウイルスに感染しやすくなります。まわりの人と距離(きょり)をあけたり、混雑(こんざつ)するような場所に行くのは避(さ)けましょう。
ワクチン接種を受けるか考えましょう
生まれて6ヶ月が過(す)ぎた赤ちゃんから新型コロナウイルスのワクチンを受けることができます。ワクチンを打つことで新型コロナウイルスへの感染を予防したり、感染しても症状(しょうじょう)が重くなるのを防ぐ効果がありますが、熱が出るなどの副反応(ふくはんのう)が起こる可能性もあります。おうちの人と相談して、ワクチン接種(せっしゅ)を受けるか考えましょう。
具合が悪い、体調が悪いと感じたとき
息をするのが苦しい、強い体のだるさ、高熱が出るなどのかぜのような症状(しょうじょう)が続くときは、無理をせずにおうちの人に伝え、病院(びょういん)や専用(せんよう)のコールセンターに相談してもらいましょう。
更新日:2023年03月13日