乳幼児のお口の発達と食べ方【食育コラム令和3年11月号】

更新日:2022年03月31日

ページID: 2982

乳幼児のお口の発達

6~12か月頃

6~12か月頃の乳児の口内のイラスト

下の前歯2本が生え始め、続いて上の前歯2本が生え始める。
歯の生え始めはむずがゆく、よだれが増えたり、機嫌が悪くなることもある。
「歯がため」を用意しておくとよい。

12~18か月頃

12~18か月頃の乳児の口内のイラスト

上下の前歯8本が生えそろい、続いて最初の奥歯が生え始める。
歯ぐきで押しつぶして食べる。
前歯で食べ物をかじりとり、大きさや、形、かたさを感じたり、ひと口量を覚える。

18~24か月頃

18~24か月頃の幼児の口内のイラスト

1対の奥歯が生えそろい、続いて犬歯も生え始める。
噛む力は強くなってくるが、かたいものを食べるのは難しい。
かたい食べ物を頬と舌で支えながら、歯とあごを使って噛むことを学習する。

24~36か月頃

24~36か月頃の幼児の口内のイラスト

2歳代のうちに、20本の乳歯がほぼ生えそろう。(永久歯は28本)
3~4歳になると、口の中での処理も上手になるが、噛む力は大人より弱い。

その他

(注意)乳歯が生える時期や順番は個人差が大きく、上記通りでなくても、心配することはありません。1歳を過ぎて1本も生えてこない場合や、気になることがあれば、小児歯科に相談してみましょう。

乳幼児期に食べにくい食材

乳幼児期は大人と比べてかむ力が弱く、特に1~2歳は歯が生えそろっておらず、食べることが苦手な食材があります。
「バラバラ」「ぱさぱさ」「ペラペラ」「ぐにぐに」した食材は食べくく、ベーっと吐き出してしまうのは味が苦手なのではなく、お口の成長にあっていないことが原因かもしれません。

調理を工夫することで食べられるようになることもあります。

乳幼児期に食べにくい主な食材の一覧
食品の特徴 主な食品 調理の工夫
バラバラ
(口の中でまとまりにくい)
ブロッコリー、ひき肉 シチューのようなとろみのあるものに入れると食べやすい
ぱさぱさ
(唾液を吸うもの)
 食パン、さつまいも フレンチトーストやスープ煮でしっとりさせる
ペラペラ
(口の中に残る)
わかめやレタス
トマトや豆の皮
加熱して刻む
皮をむく
ぐにぐに
(弾力性の強いもの)
かまぼこ、こんにゃく、いか、たこ 小さく切る、1~2歳の間は与えない

乳幼児のお口の発達と食べ方

お口の発達に合わせて上手な食べ方を促してあげましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康増進課
〒669-1514 三田市川除675 総合福祉保健センター
電話番号:079-559-6155
ファクス番号:079-559-5705

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