食中毒に気をつけよう【食育コラム平成30年5月号】
新緑がまぶしい季節になりました。ぽかぽか陽気で気持ちのいい、とても過ごしやすい時期ですが、細菌の動きも活発になり始める季節です。
細菌が原因となる食中毒は6月~8月に多く発生しています。食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着して、体の中へ入ることによって起こります。細菌による食中毒を防ぐためには、大切な3原則があります。
食中毒予防の3原則
1. 細菌を食べ物に「つけない」
洗う
手にはさまざまな細菌が付いています。調理を始める前や、肉・魚・卵を触った後は、せっけんで手を洗いましょう。食材や調理器具は十分に洗浄しましょう。
分ける
肉・魚・卵を扱う調理器具や保存場所は、他の食品(野菜など)と分けましょう。
2. 食べ物についた細菌を「増やさない」
冷やす
冷蔵庫で低温保存し、細菌が増えるのを抑えましょう。ただし、低温であってもゆっくりと細菌は増殖するので、冷蔵庫の過信は禁物です。また、冷蔵庫の詰め込みすぎにも注意しましょう。
放置しない
買ってきた生鮮食品や総菜は、できるだけ早く冷蔵庫へ。調理したものは、すぐ食べましょう。
3. 食べ物や調理器具についた細菌を「やっつける」
加熱する
ほとんどの細菌は加熱(中心温度85~90度で90秒間以上)によって死滅します。食材の中心までしっかり加熱しましょう。
殺菌消毒
調理器具は洗剤でよく洗い、熱湯をかけて消毒しましょう。
食中毒に気をつけよう
これらの3原則を日常生活の中で気を付けて、食中毒を予防しましょう!
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更新日:2022年03月31日