よく噛んで食べよう【食育コラム平成30年11月号】
11月8日は「いい歯の日」です。
噛むことは、歯の健康、そして全身の健康に深く関わっています。
忙しい毎日、たまには食事の時間をゆっくりとって、よく噛んで味わってみませんか。
噛むとからだに嬉しい効果
よく噛んで食べることで得られる効果は、実はこんなにたくさん!
頭文字を取って、「ひみこの歯がいーぜ」と覚えましょう。
- ひ : 「肥満予防」 早食いを防止し、食べ過ぎを防ぎます
- み : 「味覚の発達」 食べ物本来の味がよく分かるようになります
- こ : 「言葉の発音」 あごの発達、歯並びが良くなり、正しい発音ができます
- の : 「脳の発達」 あごの筋肉を動かすことで脳に刺激がいき、脳の働きを活発にします
- は : 「歯の病気予防」 歯周炎などの病気を防ぎます
- が : 「がん予防」 唾液がよく出ることで、発がん物質の発がん作用を消す働きがあります
- い : 「胃腸の働きを促進」 消化液の分泌をよくして、消化吸収を助けます
- ぜ : 「全身の体力向上と全力投球」 歯並びのいい歯・虫歯のない歯は、ぐっと噛みしめて力を発揮できます
よく噛む習慣をつけるには?
数回しか噛まずに飲み込む「早食い」や、飲み物で流し込んで食べる「流し食べ」の癖がついていませんか。
普段の食事に噛みごたえのある食材を取り入れて、よく噛む習慣をつけましょう。
- かたいもの、弾力があるもの、繊維質が多いものを食べる
根菜類(ごぼうや大根、にんじん など)、きのこ類、海藻類、骨まで食べられる魚、イカ・タコ
など - 皮つきのまま使う
じゃがいも、さつまいも、りんご
など - 食材は大きめに切る
例えば、薄く小さくではなく乱切りに
ただし、咀嚼力が落ちている場合や小さなお子さんには、噛む力に合わせて大きさやかたさを調整しましょう。
ひとくち30回噛むことを目標に。
または「飲み込む前にあと5回噛む」、「食事時間を5分長くする」などを意識しよう!
11月食育コラム配布用 (PDFファイル: 621.2KB)
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更新日:2022年03月31日