悪玉コレステロールを上げない食べ方【食育コラム令和2年9月号】
コレステロール=ワルモノ?
コレステロールや中性脂肪は人体にとって悪いものであると認識されがちです。しかし、人間に欠かすことができないものでもあります。
悪玉コレステロールは、肝臓で合成されたコレステロールを全身に運ぶ役割があります。反対に善玉コレステロールは、全身に運ばれた余分なコレステロールを回収する役割があります。
中性脂肪は体のエネルギー源となるものです。コレステロールも中性脂肪もバランスが大切です。
血中コレステロールと食事の関係
実は、血液中のコレステロールは、食事から摂る食品からは2割程度しか反映されず、あとの8割は主に肝臓で合成されたものです。コレステロールを多く含む食品を食べたからと言って、直接血液中のコレステロール値が上がるわけではありません。肝臓で作らせないことが重要です。
悪玉コレステロールを上げない工夫
肝臓での合成は食事からの脂肪の摂り方で変わります。コレステロールの合成を促進するお肉の脂身や、バター、チーズなどの飽和脂肪酸は注意が必要です。
コレステロールを上げる食品の頻度や量を控えて、下げる食品を意識して積極的に摂りましょう。
お肉を食べるときの工夫のポイント
選び方や調理方法を工夫しましょう。
- 赤身の肉を選ぶ
- 下ごしらえの段階で脂身をとる
- 鶏肉の場合は脂肪が多い皮の部分をとる
- 食べる前に脂肪分を落とす
食生活改善普及月間
厚生労働省では、毎年、9月1日~9月30日までの1か月間を「食生活改善普及運動月間」としています。健やかな成長や健康の保持増進のため、食事を中心とした生活習慣をこまめに見直すことが大切です。
「食事をおいしく、バランスよく」チラシ (PDFファイル: 115.1KB)
健康の第一歩として食事をおいしく、バランスよく食べましょう!
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更新日:2022年03月31日