帯状疱疹および帯状疱疹予防接種について

更新日:2025年04月08日

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帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスによって生じる皮膚疾患です。

水痘が治った後も、ウイルスは長期間体内に潜伏しており、ストレスや加齢などによる免疫力の低下に伴ってウイルスが再活性化することで、帯状疱疹を発症します。また合併症として、皮膚症状が治癒した後も、数か月から場合によっては年単位で痛みが持続する「帯状疱疹後神経痛」があります。

症状・特徴

帯状疱疹の症状には個人差がありますが、特徴は体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹です。

腕や胸、背中など多くは上半身にみられますが、顔や首などに生じることもあり、3~4週間ほど続きます。

まず皮膚にピリピリとした神経痛のような痛みが起こり、1週間程度で痛みがある部分に赤い斑点がみられるようになります。その後、赤い斑点内に水ぶくれができ、水ぶくれが破れてびらん(ただれた)状態になり、そこがかさぶたになって症状がおさまるという経過をたどります。

帯状疱疹は水痘になったことのない人が、主に水ぶくれに接触することでウイルスをうつしてしまう恐れがあります。水ぶくれがかさぶたとなって完全に乾燥するまでは注意が必要です。

帯状疱疹かも?と思ったら

帯状疱疹の疑いがある場合は、速やかに皮膚科や内科を受診しましょう。

帯状疱疹は治療法として抗ウイルス薬があり、早期発見・早期治療により重症化を防ぎ症状の持続期間を短縮することが見込め、合併症の予防効果も期待できます。

治療を受けないまま放置すると、高熱等の全身状態の悪化や合併症が現れる場合がありますので、もしかしたらと思ったらすぐに医療機関に受診することが大切です。

帯状疱疹の予防について

免疫力を低下させない

免疫力の低下がきっかけとなり、帯状疱疹は発症します。

日ごろから体調管理に気をつけることが重要です。

1.さまざまな栄養素をバランスよく

2.適度な運動

3.十分な睡眠

4.ストレスを解消

予防接種

ワクチンを接種することで帯状疱疹の発症や、合併症を予防する効果が認められています。

(注意)帯状疱疹ワクチンの取り扱いの有無や受診方法については、各医療機関に直接お問い合わせください。

帯状疱疹ワクチンの種類

帯状疱疹予防接種で使用するワクチンについて
  生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)

不活化ワクチン(GSK社:「シングリックス」)

接種回数/方法

1回/皮下に接種

2回/筋肉内に接種

接種間隔 -    ※生ワクチンの2回目接種はありません。 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種
接種できない人 病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。 -    ※免疫の状態に関わらず接種可能です。

接種に注意が必要な人

輸血やガンマグロブリン製剤を使用した人は3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた人は6ヵ月以上の期間を置いて接種してください。 筋肉内に接種するため、血小板減少症や凝固障害を有する人、抗凝固療法を受けている人は注意が必要です。
発症予防効果 接種後1年:6割程度
接種後5年:4割程度

接種後1年:9割以上
接種後5年:9割程度
接種後10年:7割程度

副反応(発現割合)
※は接種部位に生じたもの
発赤※(30%以上)、搔痒感※/熱感※/腫脹※/疼痛※/硬結※(10%以上)、発疹/倦怠感(1%以上)、その他重篤な副反応としてアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎 疼痛※(70%以上)、発赤※/筋肉痛/疲労(30%以上)、頭痛/腫脹※/悪寒/発熱/胃腸症状(10%以上)、掻痒感※/倦怠感/その他疼痛(1%以上)、その他重篤な副反応としてショックやアナフィラキシー

(注意)効果や接種対象、費用に違いがあります。詳細は希望する医療機関へご相談ください。

帯状疱疹定期予防接種のご案内

令和7年度の対象者

三田市に住民登録があり、過去に帯状疱疹ワクチンを接種したことがない下記の1.2.に当てはまる人

1.令和7年4月1日から令和8年3月31日までの間に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上となる人

令和7年度対象者早見表
年齢 生年月日
65歳 昭和35年4月2日 ~ 昭和36年4月1日生まれ
70歳 昭和30年4月2日 ~ 昭和31年4月1日生まれ
75歳 昭和25年4月2日 ~ 昭和26年4月1日生まれ
80歳 昭和20年4月2日 ~ 昭和21年4月1日生まれ
85歳 昭和15年4月2日 ~ 昭和16年4月1日生まれ
90歳 昭和10年4月2日 ~ 昭和11年4月1日生まれ
95歳 昭和  5年4月2日 ~ 昭和  6年4月1日生まれ
100歳以上の人 大正15年4月2日以前に生まれた人

(注意)定期予防接種の年齢の考え方は民放第143条を準用するため誕生日の前日に年齢が加算されます。

2.満60歳以上65歳未満であって、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する人(この疾患で身体障害者手帳1級をお持ちの人及び1級相当の人)

予診票兼接種券の送付について

(注意)令和6年度帯状疱疹ワクチン任意接種費助成を利用された方へは予診票兼接種券の送付を行いません。

ただし、シングリックス(不活化ワクチン)【1回目】で任意接種費助成を受け、自身の定期接種対象年度内に【2回目】を接種する場合は、申し出に基づき予診票兼接種券を送付いたします。希望される方は、健康増進課(電話番号079-559-6155)までお問い合わせください。

予診票兼接種券送付時期(年齢別)
年齢(令和7年4月1日から令和8年3月31日までの間に) 対象年度 接種券送付時期
65,70,75,80,85,90,95,100歳以上になる人 令和7年度 令和7年4月頃
64,69,74,79,84,89,94,99歳になる人 令和8年度 令和8年4月頃
63,68,73,78,83,88,93,98歳になる人 令和9年度 令和9年4月頃
62,67,72,77,82,87,92,97歳になる人 令和10年度 令和10年4月頃
61,66,71,76,81,86,91,96歳になる人 令和11年度 令和11年4月頃

令和7年度対象者の実施期間

令和7年4月1日(火曜日)~令和8年3月31日(火曜日)

(注意)対象の人がこの定期予防接種を受けられるのは、令和7年度の1年間のみに限られます。この期間以外に接種をした場合は任意接種となりますので、接種を希望される人は必ずこの期間に受けてください。

接種費用(自己負担金)および接種回数

  • 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 4,000円/回・1回接種
  • 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」 11,000円/回・通常2か月以上の間隔をあけて2回接種

(注意)どちらか一方のみをお選びいただけます。

(注意)生活保護を受給されている人は生活保護受給証明書を医療機関窓口へ提出すると無料です。

予防接種を受けるときに必要なもの

  1. 三田市民であること、対象者であることが確認できるもの(マイナンバーカード、介護保険被保険者証、運転免許証、身体障害者手帳など)
  2. 接種費用(生活保護世帯の人は生活保護受給証明書)
  3. 令和7年度帯状疱疹定期予防接種予診票兼接種券

実施医療機関

三田市内の指定医療機関

令和7年度帯状疱疹定期予防接種実施医療機関一覧(PDFファイル:162KB)

(注意)この一覧は公表に了承いただけた医療機関のみを掲載しています。

(注意)一覧に掲載のない医療機関(市外を含む)で接種を希望される場合、全額自己負担となることがあります。ただし、三田市健康増進課へ事前申請することで、指定医療機関と同じ接種費用(自己負担)もしくは償還払いの制度をご利用いただけることがありますので、接種前にお問い合わせください。

市外の医療機関で接種を希望する場合

三田市民が入院や入所に伴い、やむを得ず市外の医療機関等で「帯状疱疹定期接種」として接種を希望する場合は、接種を希望する医療機関に確認を行った上で「予防接種依頼書」の発行手続きが必要です。

「予防接種依頼書」を持参せず接種を受けた場合には、任意接種となります。必ず接種までに下記の手続きを行ってください。

「予防接種依頼書」の発行までには、発行願いの受理から約2週間程度かかります。接種の時期が決まり次第、余裕をもって申請してください。

(注意)兵庫県外、および兵庫県内の広域予防接種協力医療機関以外での接種の場合、接種費用は全額自己負担です。

申請方法(郵送もしくは窓口)

接種の前に、下記の「【帯状疱疹】B類定期予防接種他市依頼書発行願い」に必要事項を記入の上、郵送または健康増進課窓口までご持参ください。

・ご本人、もしくはご家族が申請される場合:【帯状疱疹】B類定期予防接種他市依頼書発行願い(本人・家族申請用)(PDFファイル:248.3KB)【帯状疱疹】B類定期予防接種他市依頼書発行願い(本人・家族申請用)記入例(PDFファイル:372.2KB)

・医療機関、もしくは施設等の担当者が申請される場合:【帯状疱疹】B類定期予防接種他市依頼書発行願い(医療機関・施設代行申請用)(PDFファイル:247.1KB)【帯状疱疹】B類定期予防接種他市依頼書発行願い(医療機関・施設代行申請用)記入例(PDFファイル:373.6KB)

(注意)個人情報を含むため、ファックスによる申請はお控えください。

郵送先:〒669-1514 三田市川除675番地 三田市総合福祉保健センター2階

健康増進課 予防接種担当宛

 

接種費用の償還払いについて

兵庫県外の医療機関や、兵庫県内の広域予防接種協力医療機関以外で定期接種の対象者が全額自己負担で接種し、市が定める自己負担額を上回る負担があった場合には、その超過分について還付を行います。(上限額あり)

県外で接種を行う場合には、原則として、市外接種依頼書発行申請が必要です。該当する人には、依頼書の発行時に償還払いの手続きについてご案内いたします。

対象時期及び申請期限

令和7年4月1日以降の定期接種が対象となります。また、申請は接種を受けた日から1年以内です。

申請に必要な書類
申請方法(郵送もしくは窓口)

申請書に必要事項を添え、窓口もしくは郵送でご申請ください。

郵送先:〒669-1514 三田市川除675番地 三田市総合福祉保健センター2階

健康増進課 予防接種担当宛

令和7年度帯状疱疹ワクチン任意接種費助成について【令和7年度のみ。満50歳以上かつ令和8年3月31日時点で60歳以下の人限定】

「令和7年度兵庫県帯状疱疹ワクチン接種費補助事業」に伴い、令和7年度から令和11年度の間に定期接種の対象とならない下記の人を対象に、令和7年度の1年間に限り、接種費用の一部を助成します。

対象者 下記の1~4をすべて満たす人

  1. 接種日及び申請日に三田市に住民登録のある人
  2. 接種日に満50歳以上であり、かつ令和8年3月31日時点で60歳以下の人
  3. 兵庫県内いずれの市町においても、帯状疱疹ワクチン任意接種費助成制度を受けたことがない人
  4. 接種日が令和7年4月1日~令和8年3月31日までの人

助成金額

4,000円 ※2回接種の場合も助成は一人1回のみ

申請期間

令和7年4月1日~令和8年3月31日 ※郵送の場合、締切日の消印有効

申請に必要なもの

申請方法

  1. 希望する医療機関で接種費用の全額を支払ってください。
  2. 医療機関より、領収書原本、予診票のコピーなど接種記録がわかるものを受け取ってください。
  3. 申請に必要なものを準備し、健康増進課窓口、もしくは郵送にて申請してください。
  4. 後日、指定口座へ助成金が振り込まれるのでご確認ください。

注意事項

  • 助成の対象となるのは、令和7年度内に対象ワクチンの接種を受け、実費を負担した場合のみです。
  • 任意接種費助成制度を利用された場合、65歳到達時に定期接種対象外となり、接種券の送付は行いません。
  • 兵庫県内の他の市町で同様の助成を受けた人は対象外です。
  • 接種の医療機関は、市内、市外を問いません。
  • 帯状疱疹ワクチンは任意接種であるため、健康被害が生じた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による医薬品副作用被害救済制度の対象となります。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康増進課
〒669-1514 三田市川除675 総合福祉保健センター
電話番号:079-559-6155
ファクス番号:079-559-5705

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