新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について

更新日:2024年10月02日

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新型コロナウイルスの罹患後症状(後遺症)とは?

新型コロナウイルス感染症にかかり、療養や治療が終了したにもかかわらず、他に原因が明らかでなく、療養中にみられた症状が続いたり、回復した後に新たに症状が出現するものを「罹患後症状(いわゆる後遺症)」といいます。

WHO(世界保健機関)の定義によれば、新型コロナウイルスに罹患した人に見られ、2か月以上持続し他の疾患による症状として説明がつかないものとされています。

後遺症は、いまだ不明な点が多く、それぞれの症状と新型コロナウイルス感染症との因果関係は十分に分かっていません。

代表的な症状について

  • 全身症状:倦怠感(だるさ)、関節痛、筋肉痛、疲労感、筋力低下
  • 呼吸器症状:咳、喀痰、息切れ、胸の痛み、動悸
  • 精神・神経症状:記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ
  • その他の症状:嗅覚障害、味覚障害、脱毛、下痢、腹痛

WHOのこれまでの研究によると、新型コロナウイルス感染症に罹患した人の約10~20%に罹患後症状(後遺症)が発生すると言われています。また、これまでの知見によると、罹患後症状の多くは時間経過とともに改善することが多いと報告されています。一方で、症状が残存する人も一定程度いるという結果等も得られています。

後遺症かな、と思ったら

新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)に特化した治療法はなく、国内外で研究が進められています。一方で、時間の経過とともに症状の多くは改善することが報告されていますが、その過程では症状に応じた対症療法(症状を和らげる治療:咳に対して咳止め薬を処方する等)が行われることとなります。また、症状が改善せず持続する場合は、他の疾患による症状の可能性もあります。
上記のような症状が続く場合は、かかりつけ医や地域の医療機関にご相談ください。

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コロナの療養後は無理をしないで

新型コロナウイルス感染症の療養後は、感染性がなくなっても、全身症状や呼吸器症状などが続いていたり、療養期間により体力も落ちています。罹患前の体調に回復するには、時間が必要になる場合もあります。
学校や仕事などへの復帰は自身の体調を見ながら、無理をしないようにしましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康増進課
〒669-1514 三田市川除675 総合福祉保健センター
電話番号:079-559-6155
ファクス番号:079-559-5705

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