三田肉の豆知識
三田牛となる素牛(三田牛の素となる牛)は、「但馬牛」(兵庫県内産)に限定され、一日の寒暖の差は牛の体を引き締め、肉質をより高めるといわれています。1頭1頭丁寧に育てられた三田牛は、肉質、脂質ともに食通をうならせる上質な味と高い評価を得ています。また、三田牛(三田肉)の中で高品質な肉を「廻(かい)」と称します。
三田肉の生産環境
気候と飼育環境

三田の気候風土の特徴は、一日の寒暖の差にあります。これは牛の体を引き締め、肉質をより高めるといわれています。
三田市でも一部では規模が大きくなってきましたが、それでも300頭に満たない規模で、1頭1頭丁寧に飼われています。
三田牛(三田肉)の基準
三田牛(三田肉)の基準は、三田肉流通振興協議会の規約により定められています。
- その一、牛を育てる人が
指定生産者であること。
(三田市内の生産者および三田肉流通振興協議会に指定された生産者) - その二、育てる牛が
「兵庫県内産黒毛和種(ひょうごけんないさんくろげわしゅ)(但馬牛(たじまうし))」であること。 - その三、育てる期間が
生後28ヶ月以上であること - その四、育てている間
指定生産者以外への移動歴がないこと。 - その五、出荷は
三田食肉(さんだしょくにく)センターへ出荷され、厳しい検査に合格したもの
三田牛(三田肉)「廻(かい)」
A4、B4等級、BMS(霜降り度合い)7以上に格付けされた高い品質基準の三田牛(三田肉)を「廻(かい)」という称号を付けました。
地域団体商標

三田肉、三田牛は、平成19年8月、特許庁への「三田肉・三田牛」を地域団体商標(「地域団体商標とは」参照)とする申請が認められ、「三田肉・三田牛」の地域ブランド化が実現しました。
これにより、生産者、流通業者など、三田牛に携わる全ての関係者が一体となり、歴史ある三田牛を守り、育てていくためのひとつの基準が確立されたことになります。
地域団体商標とは
地域名と商品名からなる商標登録を受けられるようにすることにより、地域ブランドの育成を促進し、地域経済の活性化を支援することを目的とした地域団体商標制度により認められた商標です。
(従来の商標法では、地域名と商品名からなる商標は、商標としての識別力を有しない、特定の者の独占になじまない等の理由により、例外を除き、商標登録を受けることはできませんでした。)
備考
三田肉のことをもっと詳しく知りたい人は、三田肉流通振興協議会の公式ホームページをご覧ください。
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更新日:2022年03月31日