SUNだなヒト。「弥生てらこやは僕に「生き方」を教えてくれた」令和3年10月19日放送
ラジオ番組「SUNだなヒト。」
広報誌「広報さんだ」の『SUNだなヒト。』のコーナーに掲載された方にお話を伺い、人にスポットを当てて、地域の魅力をお伝えするラジオ番組です。
地元FM局・ハニーFM(82.2メガヘルツ)で、毎月第3火曜日の15時10分から放送していますので、ぜひお聴きください。

SUNだなヒト。「弥生てらこやは僕に『生き方』を教えてくれた」令和3年10月19日放送の内容を、ハニーFMのホームページ内「アーカイブハニー」からお聴きいただけます。(外部サイトへリンク)
番組内容(広報さんだ)
「木曜は僕の楽しみの日」生き生きとした声で話すのは、「弥生てらこや」で地域の子どもたちに勉強を教える木下聡一郎さん。今年スタートした大学生活にアルバイト。忙しい毎日でも、中学の頃から通い続けた週一回のてらこやは欠かさない。中学生までは教わる立場だった木下さんが、今では教える立場になった。「今、学校ではね」「最近こんなことがあって」中学校を卒業しても、日々の過ごし方が変わっても、地域の今を知ることができる変わらない居場所、それがてらこやだ。
そんな大切な居場所も、木下さんにとって最初はただ勉強をする場所だった。通い始めたころ「習っていないので分かりません」そう言うと、ひどく叱られたという。「質問してでもいいから、まずは自分でやってみなさい」親以外に自分をこんなにも本気で叱る大人がいることに驚いた。どれだけ叱られてもなぜか毎週通い続ける自分がいた。てらこやが特別な存在になったのは進路に悩んだときだった。自分ひとりのために先生みんなが一緒になって考えてくれたのだ。そのときの嬉しかった気持ちは今でも覚えている。焦りだけが募り不安だった高校受験直前も、先生の「大丈夫だよ」の一言が何より心強かった。合格したときは、真っ先にてらこやに走った。「がんばったね、おめでとう」自分以上に喜んでくれた先生たちを家族みたいだと思った。こんなふうに大切に育ててもらったこと、弥生が丘で築かれてきたつながりを、今度は自分がつないでいくと決めた。今後は地域のラジオ体操の運営などもやってみたいと話す。目指すのは、みんなが何歳になっても地域とつながるまちだ。
木下さんの夢は三田の中学校の先生になること。義務教育最後の3年間、子どもたちが自立する前に伝えたいことがあるという。それは「挑戦」すること。自分から行動しなければ何も起こらないということ。とにかくまずは自分でやってみること。あの日の叱られた自分を思い返す。てらこやは勉強だけじゃない、もっと大切な「生き方」を教えてくれたのだと。
広報誌「広報さんだ」10月号『SUNだなヒト。』 (PDFファイル: 408.4KB)

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更新日:2022年03月31日