SUNだなヒト。「弥生てらこやは僕に「生き方」を教えてくれた」令和3年10月19日放送

更新日:2022年03月31日

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ラジオ番組「SUNだなヒト。」

広報誌「広報さんだ」の『SUNだなヒト。』のコーナーに掲載された方にお話を伺い、人にスポットを当てて、地域の魅力をお伝えするラジオ番組です。

地元FM局・ハニーFM(82.2メガヘルツ)で、毎月第3火曜日の15時10分から放送していますので、ぜひお聴きください。

金色の背景で右下に両手を挙げた老若男女のイラストが描かれたラジオ番組SUNだなヒト。のバナー

番組内容(広報さんだ)

 「木曜は僕の楽しみの日」生き生きとした声で話すのは、「弥生てらこや」で地域の子どもたちに勉強を教える木下聡一郎さん。今年スタートした大学生活にアルバイト。忙しい毎日でも、中学の頃から通い続けた週一回のてらこやは欠かさない。中学生までは教わる立場だった木下さんが、今では教える立場になった。「今、学校ではね」「最近こんなことがあって」中学校を卒業しても、日々の過ごし方が変わっても、地域の今を知ることができる変わらない居場所、それがてらこやだ。

 そんな大切な居場所も、木下さんにとって最初はただ勉強をする場所だった。通い始めたころ「習っていないので分かりません」そう言うと、ひどく叱られたという。「質問してでもいいから、まずは自分でやってみなさい」親以外に自分をこんなにも本気で叱る大人がいることに驚いた。どれだけ叱られてもなぜか毎週通い続ける自分がいた。てらこやが特別な存在になったのは進路に悩んだときだった。自分ひとりのために先生みんなが一緒になって考えてくれたのだ。そのときの嬉しかった気持ちは今でも覚えている。焦りだけが募り不安だった高校受験直前も、先生の「大丈夫だよ」の一言が何より心強かった。合格したときは、真っ先にてらこやに走った。「がんばったね、おめでとう」自分以上に喜んでくれた先生たちを家族みたいだと思った。こんなふうに大切に育ててもらったこと、弥生が丘で築かれてきたつながりを、今度は自分がつないでいくと決めた。今後は地域のラジオ体操の運営などもやってみたいと話す。目指すのは、みんなが何歳になっても地域とつながるまちだ。

 木下さんの夢は三田の中学校の先生になること。義務教育最後の3年間、子どもたちが自立する前に伝えたいことがあるという。それは「挑戦」すること。自分から行動しなければ何も起こらないということ。とにかくまずは自分でやってみること。あの日の叱られた自分を思い返す。てらこやは勉強だけじゃない、もっと大切な「生き方」を教えてくれたのだと。

両手を前に組んで笑う木下聡一郎さんの写真が掲載された広報さんだ10月号のSUNだなヒト。コーナーのスクリーンショット

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