SUNだなヒト。「地域を、人を、想い合える そんな高平だから大切にしたい 人と人とのつながり」令和4年4月19日放送
ラジオ番組「SUNだなヒト。」
広報誌「広報さんだ」の『SUNだなヒト。』のコーナーに掲載された方にお話を伺い、人にスポットを当てて、地域の魅力をお伝えするラジオ番組です。
地元FM局・ハニーFM(82.2メガヘルツ)で、毎月第3火曜日の15時10分から放送していますので、ぜひお聴きください。
番組内容(広報さんだ)
「地域を、人を、想い合える仲間の存在が私の宝物です」地域で活動する喜びを話すのは小谷啓子さん。高平地区の小柿には40年前、結婚を機に夫の両親らと同居し始めた。近くに知り合いや友人がおらず、地域との交流はほとんどなかった。ターニングポイントは子どもが小学校へ入学した時。何となく引き受けたPTA役員だったが、地域の中に顔の見える関係が一気に広がった。「あの時が地域の皆さんとの交流の原点かな」今の活動があるのも、その出会いがあったからこそと振り返る。
平成27年6月の立ち上げから関わる「高平郷づくり協議会」では、「歌声喫茶」や「アマゴつかみ取り体験」など交流イベントを企画・開催。また、高平の魅力が詰まった「高平ふるさとマップ」や「高平ふれあいの郷カレンダー」の制作にも携わってきた。コロナ禍前、中でも大人気だったのは「歌声喫茶」。毎回新たに選曲する歌謡曲や唱歌をピアノの生伴奏に合わせ、手作りの歌本を手にみんなで一緒に歌う。会場にはいつもあふれ返るほどの参加者。地域の人の笑顔を見れることが何よりの喜びだった。
しかし、ここ2年は集まって歌うことができない。「やめてしまうのは簡単。こんな状況でも何かできることはないか」日々考えた。「ぬり絵だったらコロナ禍でも安心してできるのでは」新しい企画を練る時、まず頭に浮かべるのは地域の人の顔。思いつくまま、歌声喫茶で歌本を制作してくれている武比古さんに「ぬり絵サロンをしたいので自作の紙芝居を使わせてほしい」と相談したところ、快諾してもらった。
「高平の魅力は、地域を想う人がたくさんいること」と誇らしげな小谷さん。一人ではできないことも、「地域や人が元気になるためなら」と誰もが協力を惜しまないからだ。「高平の多彩な人材をつなぐことが私の役割かな」みんなが自分らしく暮らし、人と人とのつながりを大切にできる――これからもそんな高平であってほしいと小谷さんは願う。
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更新日:2022年04月28日