SUNだなヒト。「暮らしている人にとって魅力のある地域、離れた人も帰ってきたくなる古里へ」令和4年2月15日放送
ラジオ番組「SUNだなヒト。」
広報誌「広報さんだ」の『SUNだなヒト。』のコーナーに掲載された方にお話を伺い、人にスポットを当てて、地域の魅力をお伝えするラジオ番組です。
地元FM局・ハニーFM(82.2メガヘルツ)で、毎月第3火曜日の15時10分から放送していますので、ぜひお聴きください。

番組内容(広報さんだ)
「本庄は昔から人との距離が近いし、みんな優しくてね」人一倍の愛着を見せるのは、生まれも育ちも本庄地区の勝本政隆さん。民生委員・児童委員として長く地域の皆さんと密接に関わり、昨年度からはふれあい活動推進協議会の会長に。高齢者の生活支援やスポーツクラブの世話役を行いながら、米作りまでこなす。「本当に忙しいんだけどね、この地域を何とか元気にしたいって思うから」目まぐるしい日々の中でも、いつも想うのは地域のこと。
勝本さんを含め、ボランティア20人ほどで活動する「まごの手本庄」では、高齢者の外出をドアツードアで支援。長くこの活動を続けていると、利用者が亡くなってしまうこともあるという。一見悲しく思うことも、「こうして地域でサポートできる体制ができたからこそ」と振り返る。「高齢になっても買い物や趣味に出かけたり、最期まで自分らしい生活ができるお手伝いができたんじゃないかな」しかし、新型コロナウイルスに翻弄され、この2年は思うように活動ができなかった。「元気にしとったったんか」顔を見て、声をかけ合える。そんな当たり前が当たり前でなくなった日常に「ふれあい」の大切さを再認識。利用者から言われる「ありがとう」の言葉がやっぱり嬉しかった。
スポーツクラブではバドミントンを指導。「ここではコーチなんて呼ばれていてね」少し照れながら話す表情はどこか嬉しそうだ。週に2回、体育館のカギを開け続けて早15年。行くまでは「もうええなあ、そろそろ辞めようか」と思うこともある。でも、「子どもたちの楽しそうな笑顔を見ていると時間があっと言う間でね。今日も来てよかったなって毎回思うんです。その繰り返し」子どもたちの笑顔も大きな原動力だ。
こうして子どもたちからお年寄りまで幅広い世代とふれあう毎日だからこそ、考えるのは本庄の明るい未来。暮らしている人にとって魅力のある地域、一度離れた人も帰ってきたくなる古里じゃないとね――目指す地域の姿を胸に、勝本さんは今日も走り続ける。
広報誌「広報さんだ」2月号『SUNだなヒト。』 (PDFファイル: 493.7KB)

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更新日:2022年03月31日