令和8年6月三田市議会定例会(第386回)市長提案説明

更新日:2026年06月01日

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はじめに

皆様、おはようございます。
令和8年6月三田市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご健勝を心からお喜びするとともに、日頃のご精励に対し深く敬意と感謝を申しあげます。
はじめに、本年2月の米国・イスラエルのイランへの攻撃により、中東情勢がさらに緊迫化し、エネルギー供給不足やそれに伴う物価高騰が深刻となってくるなか、日本経済や国民生活への影響が懸念されますが、市民生活や地域経済を守るため、国、県の取り組みを注視しつつ、連携して対処してまいりたいと考えております。
さて、本市では、先月16日に「野外音楽フェスARIFUJI WEEKENDERS(アリフジウィークエンダーズ)2026」が開催されました。私も行かせていただきましたが、好天に恵まれ、有馬富士を望む緑豊かな最高のロケーションのなか、参加アーティストのパフォーマンスに呼応する観客の熱気を感じることができました。
そのイベントの中で、市長トークショーを開催させていただき、三田米や三田牛、さんだいちごなど三田自慢の農作物やふるさと納税の返礼品についてPRしてきました。このイベントは市外からも多くの方が来られていることから、三田の良さを実感していただき、「また三田に来てみたい」と思う人を増やすいい機会だったと実感しています。
今後も市内外を問わず、イベント等の場で三田の魅力を伝えてまいります。


 

報告事項

選ばれるまち三田を目指した取り組み

令和8年度は、昨年度、本格始動した「こどもを核としたまちづくり」とあわせ、本市の重点課題の解消に向けた取り組みを進めていくことで「選ばれるまち三田」を目指し、市民の皆様が暮らしやすいまちを実現したいと考えております。新年度が始まって2カ月が過ぎたところですが、進めてきた取り組みなどについて、3点ご報告いたします。
1点目は、フラワータウン及びつつじが丘の活性化に向けた取り組みについてであります。
去る4月及び5月に、幅広い年齢層の市民の皆さんにお集まりいただき、県立人と自然の博物館、関西学院大学建築学部の学生の皆さんのご協力のもと、フラワータウンセンター地区の理想的な将来の姿を描くワークショップ「10年後のまちの未来予想図」を開催いたしました。7月まで、残り2回のワークショップでのご意見をもとに「未来予想図」のたたき台を作成し、活力あふれる未来のフラワータウンのまちづくりにつなげて参りたいと考えております。
次に、つつじが丘地区についてであります。
つつじが丘地区は入居開始から 30 年以上が経過し高齢化が進む中、令和6年4月に地区内の唯一の内科が閉院後、再開の目途が立たない状況でした。このままでは、住民の皆さんの不安が大きくなり、結果として今後の地域づくりにも支障をきたす恐れもありましたので、市として大きな課題と捉え、取り組んでまいりました。その結果、複数の関係者と懇談する中で、開業を目指されていた兒玉医師をご紹介いただき、宅地開発者等とも協議を重ねた結果、このたび、内科として年内をめどに開設する運びとなりました。
このことは、つつじが丘地区の住民の皆様にとってはもちろん、つつじが丘地区の地域づくりにとっても非常に喜ばしい出来事であり、この場をお借りして、ご協力を頂きました全ての皆さんに感謝申し上げたいと思います。
2点目は、新病院整備についてであります。
4月に建物の配置や機能の根幹となる新病院建設に係る基本設計を発表いたしました。本設計は、「周辺地域と共生し、安全・安心のランドマークとして親しまれる病院」を目指し、強固な急性期医療の拠点づくりなど6つのコンセプトを設定しました。整備費については、物価高騰などにより、昨年2月の基本計画策定時から概算整備費が56億円増額し、577億円となりましたが、病棟を井の字型にし、1フロアに4つの病棟を配置することで、採光や安全性の確保、建物の高さを抑えることができ、建設コストの抑制に努めるとともに、国の交付税や県補助金の増額により、市の実質的な負担額は基本計画時の想定よりも逆に12億円少なくなる見込みとなりました。
中東情勢の影響など、さらなる物価高騰やエネルギー価格の高騰を想定し、引き続き国や県への支援要請を図ってまいります。また、企業などに対しても、市民の命を守る新病院建設の意義についてご理解をいただき、企業版ふるさと納税による寄附をお願いしていくなど、市の財政負担をできる限り抑えられるよう取り組むとともに、市民の皆様に安心して医療を受けていただける病院づくりを着実に進めてまいりますので、市民・議員の皆様のご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
3点目は、活力ある三田を創っていくための取り組みについてであります。
まず、8月1日土曜日に開催いたします「第47回三田まつり」についてです。
今年も、昨年好評だったメインイベントの花火と音楽等の演出によるナイトバブルショーを予定しており、警察関係者等と調整を図ってまいります。また、ふるさと三田の愛着を深める市民総おどりや市役所庁舎前でのイベントなど夏の思い出として心に残るイベントにしてまいりたいと思いますので、ご期待ください。
次に多様な視点でのまちづくりの取り組みについてであります。
「選ばれるまち三田」を実現するためには、多様な視点でまちづくりを行っていくことが大切です。4月から、民間企業で活躍されていた人材を「公民連携推進ディレクター」に配置するとともに、包括連携協定を締結した大和リース株式会社からも社員1名を派遣していただき、公民連携の強化を図っていく体制といたしました。
これを契機として、積極的な企業訪問を行い、約1か月半の間に20社とお話しさせていただくなど、改めて情報共有と信頼関係の構築の重要性を感じております。あわせて、昨年度141件の実績があった住み替え支援補助制度や婚活事業などについても、企業を通じて従業員に周知していただく働きかけも行っています。
また、神姫バス株式会社と市が協働により実証実験として実施している、市内の飲食業などの利用拡大による地域経済の活性化やコミュニティの活性化、住民同士の交流につながる可能性をもつライフプラットフォームとしてのアプリ「くるるさんだ」についても、機能充実を図りながら、地域・事業者・行政にとって「三方良し」のしくみとなるよう取り組んでいきたいと考えています。
これからも活力ある三田を創り上げるために、様々な場で工夫を凝らした取り組みを行い、市民の皆様が住んで良かったと思えるまちを創ってまいります。
 

令和7年度決算見込み

はじめに、補正予算の説明に先立ち、5月末をもって出納を閉鎖しました令和7年度の決算見込みの状況につきましてご報告申しあげます。
まず、一般会計の決算見込みでありますが、歳入では、当初予算対比で、法人市民税の減収などにより市税が減少するものの、地方交付税が国税収入の決算等に伴う追加交付などにより約8億円増加するなど、一般財源収入の大幅な増加を見込む状況です。一方、歳出では、引き続き物価等高騰の影響を受ける中ではありましたが、各行政経費の徹底した管理や効果的・効率的な執行に努めたことなどにより、収支については、財源不足を補てんするための財政調整基金を取り崩すことなく、8億円台の黒字が見込まれる状況となっております。
このように令和7年度の決算では黒字を確保できているものの、令和7年2月に策定した「三田市財政収支見通し」では、10年間で約93億円の収支不足を見込む結果となっており、「三田市未来への財政ロードマップ」の第一次実行計画に基づく各取組の実行は、健全財政を維持していくうえで急務であり、最優先課題として取り組んでいきます。
次に、令和7年度決算のうち、特別会計におきましては、国民健康保険事業特別会計をはじめ5会計すべてが黒字決算となる見込みであります。
また、企業会計でありますが、水道事業及び下水道事業においては、共に効率的な経営に努め、水道事業会計で約3億4,000万円、下水道事業会計では約1億6,000万円の純利益を計上できる見込みであります。
市民病院事業会計では、職員一丸となって経営改善に取り組んだ結果、入院収益の増加等による顕著な収益の増を実現したものの、物価高騰による材料費の増加や人件費の増加に加えて、指定管理者制度を導入するための臨時的費用の増等により、約4億9,000万円の赤字決算となる見込みです。
なお、第3セクターのうち、三田地域振興株式会社につきましては、テナント賃料及び駐車場収入等の増加により黒字決算となる見込みであり、株式会社サンフラワーにつきましては、県への返済金が令和6年度に比べ増加していることにより赤字決算となる見込みです。
 

提出議案について

予算案件

まず、予算案件でございますが、令和8年度一般会計補正予算の1件であります。
議案第46号「令和8年度一般会計補正予算(第1号)」につきましては、施策的事業のほか、国の令和7年度第1次補正を受けて、本市の3月補正予算に前倒し計上しました事業費の減額補正を合わせまして、総額1億4,802万円の減額補正をしようとするものであります。その内容でありますが、まず、一般財団法人自治総合センターの助成金を活用した、すずかけ台まちづくり協議会の活動備品整備に対する支援として250万円、持続可能な市内バス路線ネットワークを構築するための自動運転バス実証調査事業費として1億5,260万円、国の農業構造転換施策に伴い、兵庫六甲農業協同組合が実施する市之瀬ライスセンターの設備増強工事に対する更なる支援補助金として3,588万円、国の地域農業構造転換支援事業を活用し、農地を引き受ける担い手の経営改善に必要な農業用機械の導入に対する支援として3,560万円、過年度の県支出金の返納金588万円をそれぞれ増額しようとするものです。一方、減額補正するものは、小学校施設改修事業費など3事業で3億8,048万円の減額であります。
また、子ども子育て支援システムにかかる標準化対応事業費について債務負担行為の限度額を設定するとともに、農業施設整備事業債の発行や小学校施設改修事業費の減額に伴い地方債の限度額を補正しようとするものであります。

条例案件

次に、条例案件でございますが、地方税法等の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の規定の整備を行う必要が生じたため改正する「三田市市税条例の一部を改正する条例」など計3件であります。

事件決議

そして、事件決議でございますが、高規格救急自動車の取得及び水槽付消防ポンプ自動車の取得についてなど計4件であります。

専決処分事項の報告

最後に、専決処分事項の報告及びこれの承認を求める件であります。
地方税法等の一部改正に伴い、施行期日が急迫したため専決処分により所要の規定の整備を行った「三田市市税条例の一部を改正する条例」など計3件であります。
なお、今会期中に条例案件及び人事案件を追加提案いたしたく考えておりますので、ご了承を賜りたくお願い申しあげます。
以上をもちまして、提出議案の説明を終わります。
議員の皆様におかれましては、何とぞ慎重にご審議をいただき、適切なるご議決を賜りますようお願い申しあげ、提案の説明といたします。ありがとうございました。
 

この記事に関するお問い合わせ先

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