蒸気機関車のある公園~はじかみ池公園~

更新日:2022年03月31日

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はじかみ池公園で保存されているD5125号、通称『夢サンディ号』は1936年(S11年)に製造され、煙突付近の形状などから、「なめくじ」の愛称で親しまれました。

はじかみ池公園で保存されているD5125号、通称『夢サンディ号』の車体全体写真

はじめて走ったのは翌年の1937年(昭和12年)。三田市内を通る福知山線や山陽本線、奥羽本線など日本各地で貨物列車として活躍しました。生涯で走った距離は約176万キロメートル。地球約44周分にもなります。1971年(昭和46年)に最終走行した後、大阪府にある吹田操車場で余生を送っていましたが、SLファンの強い要望で1976年(昭和51年)、現在の三田市役所へとやってきて展示されていました。新しい街のシンボルとして、また子どもたちの遊び相手として大活躍しました。

ここ“はじかみ池公園”には1988年(昭和63年)に来て、1994年(平成6年)に現在の名前『夢サンディ号』が付けられました。

  • 車体:D5125号(D51で25番目に製造)
  • 製造:川崎車両株式会社
  • 製造年:1936年(昭和11年)
  • 形式:51型テンダー形式
  • 走行距離:1,767,590キロメートル(地球約44周分)
  • 走行路線:山陽本線、北陸本線、奥羽本線、信越本線、草津線、山陰線、城東貨物線など
  • 最終走行年:1971年(S46年)

「デゴイチ」の歴史

D5125号が駅に到着した時の白黒写真

通称「デゴイチ」と呼ぶD51型は、1936年(昭和11年)から1944年(昭和19年)までに1100両以上が製造されました。貨物用として設計され、強力なけん引力で日本全国に荷物を運びました。その力の強さから山岳地方では旅客用としても活躍しました。(写真:D5125号が三田駅に到着した時の姿)

蒸気機関車(じょうききかんしゃ)はどうやって走る

わたしたちがふだん利用する鉄道はその多くが電気の力で走ります。蒸気機関車は“石炭”(せきたん)という炭の固まりのようなものを燃やし、水をわかせた蒸気の力で走ります。だから蒸気機関車と呼ばれます。皆さんもやかんでお湯をわかした時、シューっと白い湯気(ゆげ)が出るのは分かりますね。その湯気を“シリンダー”と呼ばれる長い筒にいっぱいためて、一気にはき出させる事で車輪(しゃりん)を動かします。

地図

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 公園みどり課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5110
ファクス番号:079-559-7130

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