三田まつりの歴史

更新日:2022年03月31日

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記念すべき第1回三田まつりが行われたのは昭和53(1978)年。三田市制20周年を迎えた年でした。

その後、回を重ねるにつれてパレードをしたり、三田音頭の歌詞コンテストがあったりと、その時代ならではのイベントが数多く行われてきました。

多くの記録の中からピックアップしてご紹介します。

懐かしいあの頃の思い出がよみがえるのではないでしょうか。

いまの子どもたちにとっては、むしろ新鮮に感じるかもしれませんね。

テーマ「心のかよう、ふるさと三田」について

三田まつりにテーマがあるのをご存知でしょうか。

第41回(令和元年)まで、「心のかよう、ふるさと三田」が掲げられてきました。

まつりの長い歴史のなかで、このテーマが大事に受け継がれてきたのです。

(左初代まつりキッピー、右2代目まつりキッピー)

左足を上げ右羽に持った白文字で祭と書かれた提灯を掲げる鉢巻き法被姿のスタイリッシュな初代まつりキッピーのイラスト
左足を上げ右羽に持った白文字で祭と書かれた提灯を掲げる鉢巻きに緑色の法被姿のかわいらしい2代目まつりキッピーのイラスト

三田まつりの起こり

三田まつりの前身となるのが、「川まつり」や「納涼三田まつり」です。

商工会や観光協会、婦人会等の主催によって行われていました。

当時の恒例イベントとして、三田駅前は歩行者天国となり、婦人会約400名による「新三田音頭」の総踊りなどが催され、多くの方が楽しみました。

歩行者天国になった道を埋め尽くす人々の上に飾られた横断幕や出店が並ぶ昭和47年の駅前カーニバルの様子を撮影した白黒写真
昭和47年におこなわれた花火大会で空に打ち上げられた花火を橋の上で眺める人々を遠目のアングルから撮影した白黒写真
昭和49年におこなわれた商工まつり花火大会で朱色の花火が空に打ち上がっている様子を撮影した写真
昭和49年におこなわれた商工まつりで氷細工の大きな熊を眺める少年らと浴衣姿の少女らの写真
昭和51年におこなわれた納涼三田まつりで台に置かれた氷細工の鶴の両端で盆踊りをする浴衣姿の女性たちの写真
昭和51年におこなわれた納涼三田まつりで桶屋町商店街を歩く人々の頭上に掲げられた上下左右をカラフルな提灯に囲まれた商店街看板の写真
昭和52年頃に盆踊りを見ようと本町商店街に群がる人々を上から撮影した写真

昭和の三田まつり【第1回~第10回】

第1回三田まつりは、昭和53年に開催されました。

当時、財政難のため予算が全額カットされたにも関わらず、市民の皆さんの熱い思いで開催が決定しました。

花の装飾をした車がまちを走るパレードは昭和時代ならではです。

三田市史編さんに寄贈された数ある写真の中から厳選してご紹介します!

第1回三田まつり(昭和53年・1978年)

記念すべき第1回三田まつりは、花車パレードや商店街の露店のにぎわいとともに開催されました。

空にはバルーンも飛んで、当時の期待度が写真からも伝わりますね。

昭和53年の第1回三田まつりで上空にアドバルーンが浮かぶ中おこなわれた花車パレードと花車の上に掲げられた紺色の文字で大きく三田まつりと書かれた横断幕の写真
昭和53年におこなわれた第1回三田まつりで桶屋商店街の真ん中で黄色のチェーンソーを使い氷細工を作成している男性の様子を見つめる家族の写真

第2回三田まつり(昭和55年・1980年)

第2回三田まつりは昭和54年に実施される予定でしたが、財政難のため開催費用が全額カットされてしまいました。

しかし、多くの市民からの復活の思いが開催実現へと導きました。

写真に見られるように、三田の「さ」をデザインしたロゴマークが誕生しました。

昭和55年におこなわれた第2回三田まつりのおまつり広場の入り口に置かれているロゴマークが描かれたバルーンアーチにを通る人々の写真
昭和55年におこなわれた第2回三田まつりのおまつり広場でロゴマークが描かれたバルーンアーチから出発する花車を眺める人々の写真

第5回三田まつり(昭和58年・1983年)

こちらは地域ごとの子ども神輿パレードです。

地域ごとにデコレーションされた神輿を子どもたちが元気よく担いでいますね。

昭和58年におこなわれた第5回三田まつりで市役所前の道路で紙風船などで飾られたお神輿を縦一列に並んで担ぐお揃いの鉢巻き法被姿の子供たちの写真

第6回三田まつり(昭和59年・1984年)

1枚目は、本町で行われた景品つりの様子です。

子どもたちがお目当ての景品をゲットしようとがんばっているのがほほえましいですね。

2枚目は、子ども相撲の様子です。

「のこった、のこった!」と威勢のいい応援が響いていたことでしょう。

昭和59年におこなわれた第6回三田まつりで子どもたちが欲しい景品を釣りあげようと、竿から垂れた糸を必死に景品にひっかけようと頑張っている写真
昭和59年におこなわれた第6回三田まつりで上空にアドバルーンが浮かぶ中左側の少年はまわし姿右側の少年は半ズボン姿で相撲を取っている様子を撮影した写真

第7回三田まつり(昭和60年・1985年)

第7回では、露店のほかにも電話の歴史を紹介する企画がありました。

いろんな電話が展示されていて子どもたちに人気だったようです。気分はすっかりビジネスマン!?

昭和60年におこなわれた第7回三田まつりで市民会館に展示された机上に置かれている旧式の電話機の中から左側の少年は白色右側の少年は赤色の電話機を左耳に当てている様子を撮影した写真

第8回三田まつり(昭和61年・1986年)

1枚目は獅子舞の演舞を撮ったものです。ステージでは若者によるバンド演奏や抽選会のほかに、伝統芸能の発表もありました。

2枚目の子ども神輿も盛況だったようです。

昭和61年におこなわれた第8回三田まつりのふれあいステージに掲げられた横断幕の下に置かれた様々な種類の太鼓を観客の背中側から撮影した写真
昭和61年におこなわれた第8回三田まつりでお揃いの鉢巻き法被姿でお神輿を担ぐ子どもたちと担ぎ棒に手をかけている赤文字で祭と印字されたTシャツを着た男性の写真

第9回三田まつり(昭和62年・1987年)

この年は「光と水と音のファンタジー」をテーマに、武庫川でシンセサイザーショーが催されました。

華やかに打ち上げられ、水面に映った光が美しいですね。

昭和62年におこなわれた第9回三田まつりのシンセサイザーショーで武庫川から打ち上げられた花火が水面に映った様子を撮影した写真

第10回三田まつり(昭和63年・1988年)

武庫川ではリバーサイドアートが開催され、水上のバルーンアートや堤防にペイントが施されました。

ちなみに、昭和63年に三田市は市制施行30周年を迎えました。

昭和63年におこなわれた第10回三田まつりのリバーサイドアートでカラフルなペイントアートが施された武庫川の堤防と水上に飾られたバルーンアートの写真

平成の三田まつり【第11回~第20回】

平成に入り、三田の人口がどんどん増えていきました。

第18回(平成8年)のサブテーマは「10万都市記念」!人口10万人突破を記念してつけられました。

三田まつりオリジナルのビールラベルも制作され、にぎわいの様子が伝わってきますね。

  • 平成11年(第21回)~令和元年(第41回)の三田まつりはこちらのページをご覧ください

第11回三田まつり(平成元年・1989年)

1枚目は「いかだ渡り」の様子です。フワフワと浮いたいかだの上をバランスをとりながら対岸へわたるという面白い企画です。

2枚目は魚のつかみどりです。たくさんの子どもたちが魚をつかまえようと楽しんでいました。

平成元年におこなわれた第11回三田まつりでピンク色のドレスの裾をたくし上げ発泡スチロールで作ったいかだ渡りをしている男性の写真
平成元年におこなわれた第11回三田まつりで川に入って魚の掴み取りをする網を持った大勢の子どもらの写真

第12回三田まつり(平成2年・1990年)

第12回でも花車パレードが行われていました。

第1回(昭和53年)の様子と比べるとカラフルにグレードアップしてますね!

平成2年の第12回三田まつりでペーパーフラワーや提灯などで飾られた花車が縦一列に並びパレードをおこなっている様子を撮影した写真

第13回三田まつり(平成3年・1991年)

まつり会場のステージの様子です。当時のファッションに懐かしさを覚えた方もいらっしゃるのでは?

平成3年におこなわれた第13回三田まつりの音楽ステージで演奏するバンドを観客の背中側から撮影した写真

第14回三田まつり(平成4年・1992年)

1枚目は、三田まつりパレードの開会式の様子です。写真奥に鼓笛隊が控えているのがわかります。当時の盛況ぶりが伝わってくるようです。

2枚目は、子どもたちによる演舞ステージです。会場に多くの方が集まっていますね。

平成4年におこなわれた第14回三田まつりパレードの開会式で黄色と白色の縞柄バルーンアーチの前でテープカットをおこなう男性関係者3人の写真
平成4年の第14回三田まつりのこどもステージでお揃いの鉢巻き法被姿で右手を挙げ演舞をおこなう子供たちを背中側から撮影した写真

第15回三田まつり(平成5年・1993年)

1枚目は、市制施行35周年を記念した地域ごとのだんじりが勢ぞろいした様子です。どれも立派ですね!

2枚目は、まつりのクライマックスである「市民総踊り」です。老若男女とわず踊っていますね。

平成5年におこなわれた第15回三田まつりでお揃いの鉢巻きと白黒市松模様の浴衣姿でふとん太鼓を担ぐ男性たちの写真
平成5年の第15回三田まつりのクライマックスで思い思いに市民総踊りをおこなう浴衣姿の人々の写真

第16回三田まつり(平成6年・1994年)

1枚目は、三田まつりパレード開会式の様子です。

2枚目は、ステージの様子です。第16回は、「三田市家族の日」制定1周年記念がテーマでした。

平成6年の第16回三田まつりパレードの開会式で赤文字で三田まつり水色の文字でパレードと書かれた横断幕の下でテープカットをおこなう男性関係者3人の写真
平成6年におこなわれた第16回三田まつりのステージ上で大扇子を両手に持って踊る民族衣装のようなものを着た女性5人の写真

第17回三田まつり(平成7年・1995年)

1枚目は、抽選会の様子です。所せましと並べられた景品を誰が当てるのか、ドキドキ感が楽しそうですね。

2枚目は、参加企業による神輿です。三田まつりはいつの時代も、様々な団体のご協力がありました。

平成7年の第17回三田まつりの景品くじステージでおこなわれた抽選会でステージ上から当選者に景品を渡すオレンジ色の法被姿の男性の写真
平成7年におこなわれた第17回三田まつりで企業協賛神輿を担ぐお揃いのオレンジ色の法被姿の人々の前を歩くプラカードを持ったボーイスカウト姿の子供の写真

第18回三田まつり(平成8年・1996年)

この年、三田市は人口10万人を突破しました。1枚目は、その記念に制作された記念のうちわとビールです。

2枚目は、市民総踊りの様子です。仮装して参加される方もおり、仮装パレードのように盛り上がりました。

平成8年におこなわれた第18回三田まつりで制作された人口10万人記念のうちわの前に並べられた缶ビール3本の写真
平成8年におこなわれた第18回三田まつりの市民総踊りに浴衣姿や仮装姿で参加する人々が白線の後ろで横に並んでいる写真

第19回三田まつり(平成9年・1997年)

1枚目は、クラシックカーの展示企画です。多くのクラシックカーが並んでいますね。

2枚目は、「三田太鼓」によるステージです。まつりに欠かせない伝統芸能として大切に引き継がれています。

平成9年の第19回三田まつりでおこなわれたクラシック&ヒストリックカーの展示の様子を撮影した上下2枚の写真
平成9年におこなわれた第19回三田まつりの三田太鼓ステージでの演奏している様子を観客の背中側から撮影した写真

第20回三田まつり(平成10年・1998年)

1枚目は、市民総踊りの様子です。何重にも輪になって、楽しく踊っている様子が伝わりますね。

2枚目は、三田・三輪地区の伝統行事「幟さし(のぼりさし)」です。(写真は三輪地区)

本来であれば、正遷宮(社殿の更新修繕)の際に奉納されますが、特別に三田まつりでも披露されました。

平成10年におこなわれた第20回三田まつりで中央のやぐらを何重にも囲んで市民総踊りを踊る人々を上から撮影した写真
平成10年におこなわれた第20回三田まつりで披露された右から赤色と紺色および白黄水赤の幟がひとつになった三輪地区の幟さしの写真

第21回~第41回も順次公開します!お楽しみに!

出典・参考資料

  • 『三田市史』
  • 『三田市史 別編 さんだ40年のあゆみ』
  • 三田市広報『伸びゆく三田』 昭和43年9月号~昭和51年8月号

三田まつり思い出アーカイブ★トピックス

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 まちのブランド観光課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5012
ファクス番号:079-559-5024

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