AI対話アプリ「MIRAIノート」を活用した「MIRAIノートプロジェクト」

更新日:2026年01月20日

ページID: 30903

更新情報

2025年12月12日更新しました。

MIRAIノートプロジェクト

MIRAIノートチャット画面

三田市教育委員会と大阪教育大学は、令和6年度から共同研究「MIRAIノートプロジェクト」に取り組み、このたび生成AIを活用した対話による新たなコミュニケーションの場を創出するAI対話アプリ「MIRAIノート」が完成しました。教育現場への導入を目指し、一部の学校で「MIRAIノート」の試験的利用による実証を行います。

プロジェクトの背景

児童生徒の現状

コロナ禍など、近年の社会情勢や環境の変化に伴い、児童生徒が抱える悩みも多様化しています。加えて、自由に気兼ねなく対話をする機会も安定しない状況が続いています。本市を含め不登校児童生徒数は増加傾向にあり、生徒指導上の課題も複雑化しています。

また、三田市立小中学校で学期ごとに実施している生活アンケートから、小学校高学年以上の学年で「困ったときに誰にも相談しない」という児童生徒が1割程度いることが分かっています。コロナ禍で人との交流機会が不安定となり対話に不安を感じる子どもたちに、安心して対話できる環境を通してコミュニケーションの練習をしながらリアルな対話を促すようにつなげていきたいと考えています。

AI対話アプリの構想

AIキャラクターのベアノン

身近な友だちや大人に話したいことを話せる環境は大事ですが、思春期の児童・生徒にとって話したくても話せない思いがあるのは自然なことです。

そこで、生成AIを活用した対話機能であれば

  • 相手との関係性によらず
  • 時間を問わずいつでも
  • どんな内容であっても

気兼ねなく話すことができるのではないか?と考え、AI対話アプリを開発・検証に取り組みました。

MIRAIノートで期待される児童生徒への影響

AIキャラクターのスミレ先生
  • 自分の思いや考えを自由に表現
  • 感情の表出により不安や不満を軽減
  • 対話を通して気持ちや思考を整理
  • コミュニケーションスキルのトレーニング
  • 悩みを抱える児童生徒の状況やニーズの把握

委託者ならびに共同研究者

委託者ならびに共同研究者

2024年度の体制

AI対話アプリ「MIRAIノート」の概要

MIRAIノートの由来

タイトルロゴ

AIと対話する未来の世界を体感できて、自分の気持ちを書き留め、整理するノートとして名付けました。

MIRAIの中には機能の根幹を担う「AI」を含んでいます。

今日のふりかえり

ふりかえり、AIトーク選択画面

主に学校で使う機能。

今日の気分(選択式)とふりかえり(文章記述)があります。

書き込んだ内容をAIが判断し、AIトークで対話するキャラクターをオススメしてくれます。

AIトーク!

主に家庭で使う機能です。

「何にもしばられたくない、自由を愛するお兄さん」や「いつもニッコリな小学校の優しい保健の先生」など、8人のキャラクターからお気に入りの相手を選んで会話することが可能です。

学校での出来事や興味のあること、自慢話、困ったことの相談など、どんな話題でもそれぞれの経験や立場から返答してくれます。

デモ動画

デモ動画

 

使ってみて!MIRAIノート

プロジェクトスケジュール

スケジュール
令和7年1月9日(木曜日)~1月22日(水曜日) 実証 第1回
 ・ゆりのき台中学校 2年生 約270人
 ・すずかけ台小学校 5年生 約70人
 ・三田市あすなろ教室 約10人
令和7年3月6日(木曜日) MIRAIノート実証結果報告会
大阪教育大学みらい教育共創館

令和7年7月1日(火曜日)~7月28日(月曜日)

実証 第2回
 ・ゆりのき台中学校 2年生 約260人 
 ・すずかけ台小学校 5年生 約70人
 ・三田市あすなろ教室 約10人
令和7年10月8日(水曜日)~10月28日(火曜日)

実証 第3回
 ・長坂中学校 1・2年生 約80人
 ・八景中学校 2年生 約170人
 ・富士小学校 5・6年生 約100人
 ・高平小学校 5・6年生 約40人

令和8年1月9日(金曜日)~1月29日(木曜日)

実証 第4回
 ・けやき台中学校 1年生 約150人
 ・藍中学校 1・2年生 約80人
 ・武庫小学校 5・6年生 約160人

イベント案内

さんだ里山スマートシティセミナーのチラシ

タイトル:さんだ里山スマートシティセミナー2025 Winter ~自治体のDX事例から学ぶサービスデザイン~

日時:2025年2月26日(水曜日)10時~12時

開催方法:Zoomウェビナー

内容:「自治体のDX事例から学ぶサービスデザイン」をテーマとし、さんだ里山スマートシティ構想における重要な視点の1つ「サービスデザイン」を学ぶセミナーを開催します。

(申込みフォームURL)https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_2n3iMG2PTKKtx8kAfcTqwQ

チラシ_さんだ里山スマートシティセミナー2025 Winter~自治体のDX事例から学ぶサービスデザイン~(PDFファイル:1.1MB)

実証結果報告会

実証結果報告会のバナー

三田市「MIRAIノートプロジェクト」実証結果報告会 生成AIは子どもたちの話し相手になれたのか?

開催日時:2025年3月6日(木曜日)14時30分~16時30分

場所:大阪教育大学みらい教育共創館 3F (大阪市天王寺区南河堀町4-88)

共催:三田市、大阪教育大学

スケジュール

  1. MIRAIノートプロジェクト概要説明
    三田市 学校教育部 学校教育課 係長 兼 指導主事 堀川浩規
  2. プロジェクト実証結果報告
    大阪教育大学 教育イノベーションデザインセンター 教授・副センター長 仲矢史雄
    大阪教育大学 産官学イノベーション共創センター 特任准教授 安松健
  3. 生成AIによるAIキャラクター対話は、どのように開発されたのか
    シナジーマーケティング株式会社 阪口奨
    三田市 学校教育部 学校教育課 係長 兼 指導主事 堀川浩規
    大阪教育大学 理数情報教育系 安松健


対象:教育委員会関係者・学校関係者・学校支援人材・一般の方

対面形式、定員50名

参加費無料

申込期限:3月5日(水曜日)

問い合わせ先:三田市教育委員会 学校教育課

よくあるご質問

質問と回答
事業を始めたきっかけは? 令和5年度から、三田市と大阪教育大学は、不登校児童生徒等への多角的な視点での支援について共同研究を行ってきた。その協議を通じて、生成AIを活用した支援が、時間・人材・思いこみなどに左右されることのない新たな支援になり得るという可能性を感じた。

他のAIアプリとの違いは?

人格のないチャットボットのような相手ではなく、個性や人格を持った様々なAIキャラクターを相手にする対話機能は初の試み。

学校に行きづらかった経験を持つ年上のお兄さんやポジティブ思考の先生など、8つのキャラクターがいるため、児童生徒のその日の気分や話しやすい相手とコミュニケーションを図ることができる。

先生やカウンセラーではなく、AIと対話させる意味は?

先生やカウンセラーの代替として作った機能ではなく、全く新しいコミュニケーションの場として開発した。

AIが相手であれば気遣いが必要なく、本当に話したいことを話せる。
→本音や不満の表出・自己肯定感を高めるきっかけ など

何をもって全国初としているか? 参加校の特定学年の全児童生徒が参加して、AIキャラクターと対話する実証事業は全国初(三田市教育委員会調べ)

実施レポート

2025年1月20日(月曜日) 学校公開

生徒がMIRAIノートを使う様子を取材していただきました。

「アカリが励ましてくれてうれしかった」「ゲンキ先生に『関西弁でしゃべって』と言ったら関西弁で話してくれて面白かった」など、生徒から様々な感想を聞くことができました。

ふりかえり機能を使う様子

教室で「今日のふりかえり」を入力中

AI対話アプリの画面を見せる生徒

メディアの取材を受ける生徒

AIとの対話画面

「AIトーク」の入力を見てもらいながら記者のインタビューを受けました

メディア掲載情報

朝日新聞:困ったときはAIと対話、三田市の小中学校試験利用 市教委と大教大(2025年1月21日)https://www.asahi.com/articles/AST1N4QDST1NPIHB001M.html

神戸新聞:AIが児童生徒の相談相手 不安軽減や気持ちの整理に 三田市教委と大教大が対話アプリ開発(2025年2月2日)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/202502/0018605065.shtml

日本教育新聞:兵庫・三田市教委、相談できるAIキャラクターを大教大と開発(2025年2月3日)
https://www.kyoiku-press.com/post-290482/

日経BP教育とICTOnline:AIキャラと児童・生徒が対話、不安軽減やスキル向上を検証——三田市教育委員会(2025年2月10日)

https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/020600599/

NHK:不登校児を支援へ 三田市教委と大阪教育大などがアプリ開発(2025年3月6日)

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20250306/2020028069.html

シナジーマーケティング株式会社:「AI対話」機能が外部ツールと連携可能に!生成AIを活用した顧客理解ツール「DAYS GRAPHY」にAPI連携など新機能が追加。――兵庫県三田市教育委員会が小中学生を対象に試験的に提供したAIアプリにも活用(2025年4月10日)

https://corp.synergy-marketing.co.jp/press/2025/0410110000_14036.html

日経BP教育とICTOnline:AIを使った不安軽減と対話スキル向上を三田市が検証(2025年4月22日)

https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/042200612/

iJAMP:三田市×大阪教育大学 AI対話アプリ「MIRAIノート」で不登校児童生徒等を支援(2025年5月7日)

https://portal.jamp.jiji.com/portal/news/detail/20250507182250J

日経BP教育とICTOnline:自治体の実践事例に学ぶ生成AIの校務活用――New Education Expo 2025(2025年6月27日)

https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/062600639/

株式会社エボルブ:生成 AI だけでは、MIRAI ノートのキャラクターは生まれなかった――生成 AI 活用に必要なこと(2025年7月14日)

https://evolve.ne.jp/ariticle/20250305/index.html

日経クロステック(xTECH):教育委員会が「先生にも言えない悩み」を聞くAIアプリ開発 小中学生の相談相手に(2025年10月16日)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/101001868/

朝日新聞:いま子どもたちは)AIとどう付き合う?:1 アプリの「先生」相談できる(2025年11月16日)

https://www.asahi.com/articles/DA3S16345124.html

朝日新聞:(いま子どもたちは)AIとどう付き合う?:2 「内気」同士、会話慣れたかな(2025年11月17日)

https://www.asahi.com/articles/DA3S16345286.html

(国研)産総研 人工知能技術コンソーシアム データ・知識融合ワーキンググループnote:AI開発は久留米絣から、団地コミュニティや学校教育の生成AIへ 〜業界・地域・技術を超えた共創の連鎖〜 | 産総研人工知能技術コンソーシアムの原点・源流、そして発展8(2025年11月19日)

https://note.com/dk_synthesis/n/n0a4d30b2f095

神戸新聞:不登校の子ら、悩み相談は生成AIに 兵庫・三田市教委が実証実験 性格異なる8キャラが応答(2025年12月5日)

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202512/0019778645.shtml

登壇情報

NEW EDUCATION EXPO 2025

タイトル:生成AIの公務利用~何ができるのか、どう進めるのか~

日時:2025年6月14日(土曜日)10時~11時40分

会場:大阪会場

登壇者:大阪教育大学 産官学イノベーション共創センター 教授 仲矢氏、三田市教育委員会 係長 兼 指導主事 堀川氏

その他:参加無料、事前申し込みが必要。詳細はホームページをご覧ください。https://edu-expo.org/

プレスリリース

資料

この記事に関するお問い合わせ先

学校教育部 学校教育課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5138
ファクス番号:079-559-6400

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