三田市消防団

更新日:2023年09月05日

ページID: 1466

消防団の沿革

三田市消防団の歴史は遠く明治時代にさかのぼる。当時は町村毎に消防組が設けられ、その組頭は町村長が兼ねている場合が多かった。昭和14年4月に消防組は警防団と改称され、昭和22年4月に再び改称されて消防団が組織された。

現在の三田市至るまでには、三田町、三輪町、広野村、小野村、高平村、藍村、本庄村が各々独立しており、それぞれに団長があってこれを統率していた。昭和31年3月31日、藍村、本庄村が合併し相野町消防団となり、同年9月30日、三田町、三輪町、広野村、高平村が合併して三田町消防団となった。

昭和32年7月18日、三田町、相野町が合併し三田町消防団が6支団で発足、翌33年7月1日の市制施行に伴い三田市消防団と改称された。さらに昭和34年10月23日に支団制を廃止、現在の7分団制が敷かれ、当時は総団員数1、181名、消防ポンプ自動車8台、手挽きポンプ33台、可搬ポンプ22台を有して活動を行った。現在は総団員数704名、可搬ポンプ積載自動車12台、可搬ポンプ55台で水火災活動にあたり、市民の安全確保に努めている。

我が消防団の特徴とは

我が街三田は、比較的低い山々に囲まれた盆地にあり、中央に武庫川が流れ、肥沃で広大な流域を形成して、古くから金心寺の門前町として栄えてきた。

昭和33年、周辺町村の合併により総面積210.32k平方メートル、人口3.5万人の三田市が誕生、同時に三田市消防団も発足した。かえりみると、当時の武庫川は川幅も狭く、渇水期には干し上がり、飲料水や消防活動用水の確保に度々障害が生じてきた。一方その反面、台風や大雨には弱く、堤防の決壊などにより甚大な被害を数多く被り、消防団員には非常に危険度の高い任務を長年強いてきたのであった。

そのような中、昭和45年から始まった北摂ニュータウンの開発により、武庫川の改修をはじめ、洪水調整や市民の水瓶としての役割を果たす青野ダムが建設され、またそれらに伴う一連の事業の進捗により災害の少ない安全な街へと成長してきたのである。

こうした三田市の大きな成長を消防団としても盛り上げようと、団員有志によるはしご演技が平成4年から始まり、毎年春に開催される消防大会で市民からその勇壮な姿が好評を博し、団員の士気高揚と活性化にも一役買っている。このように団員一丸となって地域の安全と発展を目指す心意気を今日も新たに誓うところであります。

消防団の活動

消防大会

onngakutai
hasigo

毎年4月に行われる消防大会です。

令和5年消防大会は消防団員によるはしご演技のほか、神戸市消防音楽隊に出演していただきました。

消防団幹部・新入団員研修会(令和5年2月26日実施)

令和5年度は22名の新入団員が入団しました。

jirei
kessaku

写真は辞令交付とロープ結索訓練の場面です。団員一人一人が、熱心に訓練をしている様子が伺えます。

三田市消防団広報部(三田ファイヤーキッピーズ)の活動

三田市消防団広報部(三田ファイヤーキッピーズ)の活動紹介です。

女性のソフト面や優しさを生かして防火、防災啓発、消防訓練指導、広報活動やCPR講習等の救急啓発活動を行っています。

教室の前方で紙芝居をする女性たちと、座って見ている子供たちの写真
消火器を使う訓練をしている高齢の男性と、すぐ横に立って教えている女性消防団員の写真
「火の用心」と書かれたのぼりの横で、ティッシュを配っている女性団員と、受け取っている親子連れの写真
心臓マッサージの訓練をしている男性と、横に座っている女性団員と、並んで座って見ている参加者たちの写真

令和5年度ポンプ操法大会

ポンプ操法大会とは

消防団員は、職業を持ちつつ、火災に備えて日ごろ消防器具の操作訓練を積んでいます。令和5年9月3日にその成果を発揮するべく三田市総合福祉センター駐車場にてポンプ操法大会が行われました。ポンプ操法は消防団の訓練の一つであり、ポンプ・ホースなどの操作を速く正確に行うとともに、動きの美しさ、機敏性を競う競技です。結果は以下のとおりでした。

選手宣誓

入賞

優勝

第2分団

準優勝

第7分団

第3位

第4分団

表彰(消防団)の記録

  • 昭和35年7月1日 三田市消防制度改革審議会を設置し、機構改革により消防団員の減少を図る。
  • 昭和43年8月22日 兵庫県消防操法大会ポンプ自動車の部において3位入賞する。
  • 昭和45年4月1日 消防制度整備計画の変更により消防団員数が703名で固定される。
  • 昭和55年3月31日 消防団器具庫に無線サイレン吹鳴装置を設置する。
  • 昭和57年9月10日 消防団活動の円滑化をはかるため、全分団に携帯無線機を配備する。
  • 平成4年3月22日 消防団員によるはしご演技がはじめて行われ消防大会に華を添える。
  • 平成4年8月~5年3月 市内の連続放火により連日市内の夜警を行う。
  • 平成5年9月19日 消防団各車両に車載式無線受令機を設置。
  • 平成7年1月17日 阪神・淡路大震災の被災地へ団員総出で救援活動を行う。
  • 平成10年3月31日市内12か所の分団器具庫に防災資機材18品目を配備。
  • 平成10年10月1日消防団組織改革により副団長を1名増員、市内管轄の明確化をはかり、組織の充実強化をはかる。
  • 平成11年4月1日 関山巧団長が兵庫県消防協会の会長に就任。
  • 平成13年11月1日 各分団が分団旗を新調する。
  • 平成15年1月21日 各分団がまといを新調する。
  • 平成15年2月7日 日本消防協会から優良消防団として表彰旗を授与される。
  • 平成16年10月27日 台風23号の被害で淡路島(洲本市)にて災害ボランティア活動を行う。
  • 平成17年9月1日 防災活動時の安全確保のために全団員に編上安全靴と雨合羽を貸与する。
  • 平成18年5月30日 関山巧団長が日本消防協会副会長に就任。
  • 平成19年2月22日 日本消防協会から指揮広報車(三菱・ランサー)の寄贈を受ける。
  • 平成19年10月27日 三田市消防団活性化大会ミュージカル「地震・カミナリ・火事・オヤジ」を公演。
  • 平成21年8月14日 台風9号の被害で佐用町にて災害ボランティア活動を行う。
  • 平成22年2月2日 一般社団法人日本損害保険協会から消防団災害支援車(スバル・サンバー)の寄贈を受ける。
  • 平成22年2月10日 日本消防協会から特別表彰まといを授与される。
  • 平成22年5月1日 畑団長が三田市消防団長に就任。
  • 平成24年1月6日 三田市初の女性消防団を発足する。
  • 平成24年8月消防団安全対策設備整備費補助事業により救命胴衣・浮環、トランシーバー、発電機等を整備する。
  • 平成25年10月 三田市消防団市内に配備されている消防団車両全12台の更新が完了する。
  • 平成26年5月 株式会社モリタ三田工場が消防団協力事業所に認定。
  • 平成26年11月1日 竹花団長が三田市消防団長に就任。
  • 平成28年9月1日 消防団に災害用タブレット配備(13台)。
  • 平成28年12月21日 県内初企業連携消防団発足(株式会社モリタ)
  • 平成30年11月1日芝団長が三田市消防団長に就任。
  • 令和2年7月14日 消防団にチェーンソー配備(12台)。
  • 令和3年3月20日 消防団に新基準消防団活動服を配備。
  • 令和3年4月4日 消防団に耐水性感染防止衣を配備。
  • 令和3年10月1日 鈴鹿と上槻瀬の器具庫を統合し、下里器具庫を運用開始。
  • 令和4年11月1日 中田団長が三田市消防団長に就任。
  • 令和4年11月6日 兵庫県消防協会長より優良竿頭綬を授与される。
  • 令和4年12月1日 消防団に発電機を配備。
  • 令和5年3月25日 広野と北浦の器具庫を統合し、新広野器具庫を運用開始。
  • 令和5年7月1日 機能別消防団としてデジタル部、広報部を創設。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 総務課
〒669-1543 兵庫県三田市下深田396
電話番号:079-564-7302
ファクス番号:079-563-1230

メールフォームからのお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?