新ごみ処理施設整備・運営事業進捗状況のお知らせ

更新日:2024年01月28日

ページID: 26165

新ごみ処理施設の整備が始まります

【新ごみ処理施設の建設】

 現在のクリーンセンターは、平成4年の稼働から約30年が経過しています。ごみ処理施設は稼働後20年でプラント設備の大規模な改修を行っても、30年から35年が限界とされています。現クリーンセンターの老朽化は著しく、市民の皆様へ安定したごみ行政サービスを提供するため、新ごみ処理施設の建設を行います。

【新ごみ処理施設の完成イメージ図】

完成イメージ図

【新施設の計画概要】

表1.新施設の計画概要
全体 建設予定地 三田市香下1676番地(現クリーンセンター敷地内にて建替え)
事業実施区域面積 敷地面積約19,000平方メートル
焼却施設 処理方式 ストーカ式焼却方式(全連続燃焼式)
施設規模 120t/日(60t/24h×2炉)
処理対象物 燃やすごみ、可燃残渣
発電設備 あり
粗大ごみ処理施設 処理方式 破砕、選別、圧縮方式
施設規模 14t/5h
処理対象物 燃やさないごみ、粗大ごみ

【落札者・落札額】

表2.落札者・落札額
落札者グループ 代表企業 川崎重工業株式会社 (設計、建設、運営維持管理の全般を担う)
構成員 株式会社シンキ (運営維持管理を担う)
協力企業

株式会社奥村組 (設計・建設を担う)

日興建設株式会社 (設計・建設を担う)

落札額

総事業費:約323億円

(設計建設費:約206億円、運営維持管理費:約117億円)

【市が新ごみ処理施設整備で目指すもの】

 未来のゼロカーボンシティ推進の一翼を担う施設として、3つの基本理念のもと施設を整備し、事業を展開していきます。

1.循環型社会の構築を推進する施設
 ごみ焼却時に発生する熱エネルギーを利用した発電により、新施設では電力の自給自足を行い、さらに余剰電力を他の公共施設へ供給する計画です。

2.経済性に優れた廃棄物の処理と環境負荷が低減できる施設
 最新鋭の技術・機器による周辺環境負荷の最小限化及び省エネ化とともに、施設整備から運営維持管理までのライフサイクルコストの抑制を図ります。

3.安全・安心の確保と市民に親しまれる身近な施設
 大地震発生後も運営を持続できる強靭な施設を整備するとともに、循環型社会の構築に向け資源やエネルギーの循環を学べる施設を整備します。

【これまでの経過】

基本構想(平成30年度から令和元年度)
 基本構想では、「ごみ行政、最適な処理システム、建設候補地、施設整備の概要や事業スケジュール等の基本的な方針」といった、市の目指す新ごみ処理施設に関する事業イメージを作り上げてきました。

基本計画(令和2年度から令和3年度)
 基本計画では、基本構想のもと、「施設設備の理念・基本方針」、「整備計画地」、「施設規模および処理方式」、「環境保全目標」、「整備・運営方式(※1)」、「事業スケジュール」などについて、より具体的に検討していきました。

基本設計(令和3年度から令和4年度)
 市が求める「新ごみ処理施設整備および運営維持管理」を担える事業者を決定するため、要求水準書(建設工事・運営維持管理)をはじめとする入札に必要な図書等を作成しました。

事業者選定(令和5年度)
 令和5年4月10日の入札公告に始まり、入札参加資格審査、計画地の現地視察、要求水準書等の質疑回答、入札参加予定者と発注者の対面による対話を経て、令和5年9月15日に2グループから事業提案書が提出されました。その後、事業者選定委員会(※2)において事業提案書の審査及び採点をしていただき、最優秀提案者を決定していただきました。これを踏まえて市は、川崎重工業株式会社を代表企業とするグループを落札者に決定しました。

※1 整備・運営方式(発注方式)  今回の新ごみ処理施設整備・運営事業の実施においては、設計・施工・運営維持管理を一括して発注するDBO(Design-Build-Operate)方式を採用しています。この方式は、民間事業者が施工、運営を見据えた設計を行うことで、その優れたノウハウと創意工夫により建設コストが削減できるとともに、長期運営委託により計画的な修繕と効率的な運営が可能となり、事業全体のトータルコスト削減につながります。

※2 事業者選定委員会  事業者の選定にあたり、公平かつ専門的知見に基づいて実施するため、専門の学識経験者4名(エネルギーシステム、廃棄物処理施設、建築、法律の4分野)で構成される選定委員会を設置し、市が目指す新ごみ処理施設整備・運営事業の基本方針のもと、要求水準書、落札者決定基準等の作成において、ご意見とご指導をいただきました。

【今後の予定】

スケジュール表

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 クリーンセンター
〒669-1507 三田市香下1676
電話番号:079-563-5551
ファクス番号:079-563-6672

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