生物多様性について考えよう!

更新日:2022年03月31日

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生物多様性とは…

あらゆる生物種の多さとそれらによって成り立っている生態系の豊かさやバランスが保たれている状態のことを言います。
具体的には、

  • 種の多様性(いろいろな生き物がいること)
  • 生態系の多様性(さまざまな環境があること)
  • 遺伝子の多様性(それぞれの種の中でも個体差があること)

このような大切な多様性の一面から、数えきれないほどの生物種が、それぞれの環境に応じた相互の関係を築きながら多様な生態系を形成し、地球環境と私たちの暮らしを支えています。

この自然が創り出した多様な生物の世界を総称して「生物多様性」と言います。

生物多様性の現状

現在、世界中で数多くの野生生物が絶滅の危機にひんしています。日本においては、環境省のレッドリスト(2006年~2007年)に3,155種が絶滅のおそれがある種として掲載されています。

生物種の減少の原因のほとんどが、開発や乱獲、外来種の持ち込みなど人間の活動にあると言われています。

外来生物について考えよう!!

外来種とは…

もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを指します。
外来種は意外と身近なところにたくさんいます。たとえば、シロツメクサ(クローバー)は、牧草として外国からやつてきました。ホテイアオイやアメリカザリガニなども外国起源の生物です。外来種の中には、農作物や家畜、ペットのように私たちの生活に欠かせない物もたくさんいます。これらの生物が何らかの理由で自然界に逃げ出した場合、多くは子孫を残すことができず、定着することができないと考えられています。しかし、中には子孫を残し、定着することができる生物もいます。

侵略的な外来種とは…

外来種の中で地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのあるものを言います。
三田市では、具体的な例としてアライグマやヌートリア、オオキンケイギクなどがあげられます。
外来生物の中でも侵略的な種を「特定外来生物」に指定しています。特定外来生物は、栽培や輸入が規制され、必要な場合には排除や封じ込めなどの防除措置が取られます。現在はアライグマやオオクチバス(通称ブラックバス)はじめ97種類が指定されています。
特定外来種に指定されたものは、飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止されています。また、輸入することも原則禁止です。野外へ放つこと、植えたりまくことも禁止されています。

個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。

詳しくは下記外来生物法(環境省)ホームページをご確認ください。

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