飼い主のいない猫の不妊去勢手術費補助金制度について

更新日:2024年03月12日

ページID: 4177

市ではTNR活動等を推進しています。

飼い主のいない猫による被害の苦情が多くなっています。
その中で、猫を捕獲してほしいという要望もいただきますが、現在、市では、動物愛護の観点から、駆除を目的とした猫の引き取りをすることはできません。また、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」により、みだりな殺傷や遺棄をすることは禁じられています。

地域の中でも、猫の被害に困っている人もいれば、かわいそうな猫を助けたい人もいます。 「飼い主のいない猫がいなくなること」が、両者に共通している思いです。本来、同じ思いを持っている両者が、「飼い主のいない猫の問題は、地域の環境問題のひとつである」という共通認識を持って、共に考えていくことが大切です。

三田市では飼い主のいない猫を減らし、猫による被害を減らす取り組みとして、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費の一部を補助する「三田市飼い主のいない猫不妊去勢手術費補助金」制度を令和3年度から設けて不妊去勢手術費の一部を補助し、TNR活動等を推進しています。

飼い主のいない猫の対処方法について、TNR活動を中心にまとめたパンフレットを作成しています。

TNR活動とは

飼い主のいない猫を、一時的に捕獲し、不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動です。
飼い主のいない猫を一代で終わらせ、飼い主のいない猫を減らしていく取り組みです。

深刻な被害を引き起こす飼い主のいない猫の無制限な繁殖を阻止するためのものであり、飼い主のいない猫の被害に困っている人にとっても有益な手段です。

TNRのフロー図

TNR活動後は、「地域猫」活動をすすめましょう

「地域猫」活動は、TNR済の猫を地域住民の皆さんで管理する活動です。一定のルールに基づき、えさやりやフン尿の世話など、責任を持って行います。飼い主のいない猫のトラブルを解消しながら、地域住民と猫が共生していく取り組みです。

 

えさを与える時間・場所を決める

猫にえさを与える場所・時間を決めましょう。

トイレを設置する

トイレ等を設置し、フン尿の始末をしましょう。

後片付けと掃除する

後片付けと掃除をしましょう。

不妊去勢手術をすることの効果

  • 繁殖を抑制するので、ゆるやかに頭数が減っていきます。
  • 発情期の大きな鳴き声やケンカが減ります。
  • 尿の臭いが少なくなります。
猫は子猫を産まなくなります
おしっこのにおいが少なくなります

飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費補助金について

令和3年度より補助金制度を創設しました。地域で飼い主のいない猫を減らす取り組みをはじめてみませんか。

対象となる活動

地域内の複数の住民が協力して行うTNR活動の不妊去勢手術費

補助対象者

  • TNR活動等を行う地域に居住する活動団体の代表者
  1. 団体の協力者は、TNR活動を行おうとする地域在住の方2名以上が必要です(代表者を含む)
  2. 単独世帯での申請はできません
  • TNR活動等を行う地域の自治会、市内事業者等

補助額

1匹につき上限8,800円

  • 手術費が上限以下の場合は、手術費の額。
  • 補助対象は手術費のみ、ワクチン代等は対象外です。精算時の領収書内において、手術費の内訳にワクチン代等が含まれている場合は、ワクチン代等相当額を差し引いた額を補助対象経費とします。
不妊去勢手術費用は対象です
ワクチン代は対象となりません

実施条件

  • TNR活動を行おうとする地域の理解を得るため、活動内容を周知すること。(活動内容の説明またはチラシによる活動の内容の告知)
  • TNR活動を行おうとする地域内において、複数名の住民が協力すること。
  • 不妊去勢手術を行った猫の耳先をVカットし、担当獣医師に実施報告書の記入を依頼すること
活動内容を周知する
猫の耳先をVカットする

耳先Vカットは「さくら耳」といいます

捕獲器の貸出について

当補助金の申請者を対象に、希望者には無料で捕獲器の貸し出しを行います。当補助金の申請にかかるTNR活動を行うために使用するもののみ対象です。補助金の申請者以外への貸出は行っていませんので、ご了承ください。

貸出手続きが必要ですので、ご希望の際は、補助金の申請書提出時に窓口でご相談ください。

補助金申請の流れについて

市に申請後、TNR活動を実施、その後市で清算
市に申請後、TNR活動を実施、その後市で清算

申請時には本人確認ができる書類(運転免許証、マイナンバーカード等)をご持参ください。

1.市の窓口で交付申請

交付申請書類

  • 補助金交付申請書
  • 実施する地域がわかる図面
  • 協力者名簿
  • 本人確認書類

「補助金交付申請書」(下記よりダウンロードまたは窓口)に必要事項をご記入いただき、「実施する地域がわかる図面」、「協力者名簿」、「本人確認書類」をお持ちいただき、担当課窓口へお越しください。
(注意)申請書類の審査後、補助金交付決定通知書が郵送により交付されます。

以下より、様式をダウンロードできます。

注意事項

注意事項一覧
対象外の猫について
  • 飼い猫は対象となりません
  • 補助金交付決定前に手術を行った猫は対象となりません
  • 申請した頭数以上に手術した場合でも、補助金は申請頭数分しか交付できません。実施区域内の頭数を把握したうえで申請してください。
地域住民への説明について
  • 実施地域内の理解を得るため、必ず活動内容を周知してください。(活動内容の説明またはチラシによる活動の内容の告知)
  • 実施区域内の全戸にチラシの配布を行う場合は、活動内容の説明や責任者の連絡先及び捕獲開始日等について周知してください。
協力者について
  • 実施地域内に居住している方で、申請者を含めて2名以上で実施することが条件です。
  • 2名以上であっても、単独世帯での申請はできません。
受付期間等について
  • 指定期間(おおむね60日)内に事業を完了してください
  • 申請額が当該年度の予算額に達した時点で受付を終了しますので、あらかじめご了承ください。

2.TNR活動を実施

補助金交付決定通知を受けた後、猫を捕獲し、動物病院で不妊去勢手術を受けてください。

手術の実施時に必要な書類

注意事項

  • 交付決定を受けた後に手術してください。交付決定前の手術は補助金の対象外です。
  • 手術にかかる費用はいったん申請者の全額負担となります。
  • 手術の際は、「不妊・去勢手術実施報告書実施報告書」を記入して持参し、必ず担当獣医師の証明を受けてください
  • 手術済みの猫を識別する方法として、必ず、耳のV字カットを行ってください。
  • 手術を実施する動物病院は、市内・市外を問いません。猫の不妊去勢手術専門病院での手術も補助金の対象です。

交付決定額に変更(減額)がある場合

「補助事業等変更等申請書」に必要事項をご記入いただき、変更内容がわかるように「不妊・去勢手術実施報告書」を添付し、担当課窓口へお越しください。

注意事項

補助金額を増額すること、TNR手術実施頭数を増やすことはできません。

交付申請書類

以下より様式ダウンロードできます。

添付書類

  • 不妊・去勢手術実施報告書 (手術の実施時に必要な書類)

3.市の窓口で交付請求

手術後、「補助金等交付請求書」に必要事項を記入の上、下記の必要書類を添付し、担当課窓口へ提出してください。

交付申請書類

以下より様式ダウンロードできます。

添付書類

  • 不妊・去勢手術実施報告書 (手術の実施時に必要な書類)
  • 領収書
  • 写真(当該猫1匹につき、耳カットがわかるもの1点)
  • 地域住民に周知したチラシ等周知内容のわかるもの

(注意)

  1. 指定口座は、申請者本人名義の口座に限ります。
  2. 補助対象は手術費のみ、ワクチン代等は対象外です。精算時の領収書内において、手術費の内訳にワクチン代等が含まれている場合は、ワクチン代等相当額を差し引いた額を補助対象経費とします。

この記事に関するお問い合わせ先

まちの再生部 ゼロカーボンシティ推進室 環境創造課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5064
ファクス番号:079-563-3359

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