緑のカーテン

更新日:2022年03月31日

ページID: 471

緑のカーテンって何?

緑のカーテンとは、ゴーヤやアサガオなどのつる性植物を建物の壁面にはわせることによって、夏の日差しをやわらげる自然のカーテンのことです。

富士中学校の琉球朝顔の緑のカーテンの写真

写真:富士中学校の緑のカーテン(リュウキュウアサガオ)

緑のカーテンにより壁面や窓にあたる日射が遮られ、壁面や窓から伝わる熱による室温の上昇が抑制される効果があり、省エネにも貢献できます。

皆さんもご家庭で、緑のカーテンに取り組むことで、身近なところから環境について考えてみましょう。

市の取り組み

市では、平成20年度から小中学校、幼稚園等、公共施設等への緑のカーテンの設置を進め、節電や温室効果ガスの削減に努めると共に、市民の皆様に積極的な情報提供を行うことにより、緑のカーテンの普及・啓発に努めています。

北摂中央幼稚園の窓の緑のカーテンの写真
北摂中央幼稚園の壁面のゴーヤの緑のカーテンの写真

写真:北摂中央幼稚園の緑のカーテン実施状況

どんな効果があるの?

緑のカーテンには以下のような効果があることが確認されています。

(1)温度抑制効果

三田市内の学校で、緑のカーテンがある教室とない教室で、1日の温度の変化を測定し、その効果を測定しました。

温暖抑制効果で、緑のカーテンがある建物とない建物の温度差の折れ線グラフ

当日は、1日を通してほぼ晴天の続く暑い日でしたが、緑のカーテンがある教室とない教室で、それぞれ同じように窓を開けて、風を通し、室温を記録しました。最大3.3℃、平均でも2.3℃の温度差がありました。

(2)癒しの効果

緑のカーテンを部屋の内側から見た写真

写真:緑のカーテン室内側から撮影

これまでに緑のカーテンに取り組まれた方や学校からは、部屋には常に緑の葉越しに柔らかな光が差し込むことから、“癒し”の効果があると報告されています。

(3)その他の効果

緑のカーテンのゴーヤの実を収穫する子供たちの写真

写真:ゴーヤによる緑のカーテン

緑のカーテンは生きたカーテンですので、当然毎日の世話が必要となります。手を掛けてやることにより、広く環境問題を考える契機となり、自らのライフスタイルの見直しにつながるといった効果も期待できます。

また、ゴーヤで緑のカーテンを作ると実を収穫する楽しみもあり、学校等では食育の推進といった効果も期待されています。

ゴーヤの苦味には食欲増進の効果があり、ビタミンCとカロチンが豊富で夏場の疲労回復にも効果的な食材です。ここでいくつかゴーヤを使ったおいしいレシピをご紹介いたしますので、ご家庭でもお試しください。

どうやって取り組めばいいの?

 緑のカーテンに取り組むには、特別に高価であったり入手困難な資材等は必要ありません。より多くの皆さまにご自宅で緑のカーテンに取り組んでいただけるよう簡単なマニュアルを作成しました。

これを参考に、皆さんのご家庭でも緑のカーテンにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 環境政策課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5064
ファクス番号:079-562-3555

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