令和5年度三田市フラワータウンまちづくりプレーヤー発掘・育成支援事業
事業実施の背景/目的
三田市フラワータウンでは人口の減少、少子・高齢化の進展に伴い、様々な問題が急速に顕在化することが懸念されています。こうした背景から、フラワータウンが将来にわたって活力を維持し持続化できるまちを目指すため、令和4年4月に「三田市フラワータウン再生ビジョン」が策定されました。再生ビジョン推進のためには、まちづくりを自分事として捉え、まちづくりの担い手となり得る新たな主体を発掘・育成することが必要です。
今年度は、その仕組みづくりに向けたイベントやワークショップ等の取り組みを通し、将来のフラワータウンにおけるまちづくりの担い手(プレーヤー)発掘・育成のモデル構築に向けたロードマップを策定しました。
運営団体
一般社団法人 イヒ
実施プログラム概要/スケジュール
2023年9月2日(土曜日) | 県立人と自然の博物館コレクショナリウム | トークイベント&説明会 |
2023年9月16日(土曜日) | 県立人と自然の博物館コレクショナリウム | ワークショップ1回目 |
2023年9月30日(土曜日) | 県立人と自然の博物館本館4階研修室 | ワークショップ2回目 |
2023年10月8日(日曜日) | 県立人と自然の博物館コレクショナリウム | ワークショップ3回目 |
2023年10月22日(日曜日) | 県立人と自然の博物館コレクショナリウム | ワークショップ4回目 |
2023年11月5日(日曜日) | 県立人と自然の博物館芝生広場周辺 | イベント1回目 |
2023年11月11日(土曜日) | フラワータウン駅前倉庫 | イベント2回目 |
2023年11月18日(土曜日) | サンフラワー | イベント3回目 |
2023年11月25日(土曜日) | 県立人と自然の博物館コレクショナリウム | イベント4回目 |
実施プログラム詳細
私の明日をもっと楽しくするトークイベント&説明会
<参考>過去ページ: 私の明日をもっと楽しくするトークイベント【終了】
2023年9月2日(土曜日):トークイベント&説明会
会場:県立人と自然の博物館コレクショナリウム
目標 |
1.ワークショップの説明及び趣味実践者によるパネルトークを通じて、ワークショップについての理解を促し参加希望者を増やす 2.ワークショップに参加することで、どのように自身の趣味・自分ごとがより楽しくなるのかをイメージしていただく 3.ワークショップの堅苦しさを排除し、「私でも参加できそう」「参加して趣味や自分ごとを通じて新しいつながりがほしい」など参加意欲の向上を図る |
主な実施内容 |
・ワークショップ説明 ・運営団体、登壇者紹介 ・パネルトーク、Q&A ・参加者交流会 |
成果 |
当日はワークショップ参加予定者・検討者、市内プレイヤー、市内支援者など45名が集まり、3名の登壇者の活動がいかにして始まり、これからどのように展開していくのかに耳を傾けた。会終了後も参加者同士で歓談を行い、結果として19名の参加者がワークショップへの申込を果たした。 |
「私の明日をもっと楽しくする」を合言葉に一人一人の「やってみたい」を”やってみる”に変える4週連続イベント
<参考>過去ページ:私の明日をもっと楽しくする4週連続イベント【終了】
2023年9月16日(土曜日):ワークショップ1回目
会場:県立人と自然の博物館コレクショナリウム
目標 |
趣味はなぜ楽しいの?〜趣味を分解して楽しさの謎を探ろう〜 1.趣味・自分ごとの新たな楽しみ方として、近隣地域内で「好き」を実践しているorこれから実践しようとしている新たな仲間と出会うことで、つながりを生み出し、コミュニティとしての土台を醸成する 2.趣味・自分ごとを軸にこれまでの人生を振り返ることで、いまの「好き」に至るまでのきっかけや背景を思い返し、自身の「ワクワク」の源泉を言語化する |
主な実施内容 |
・運営メンバー紹介 ・“好き”の要素分解 ・トークイベントの感想共有 ・人生振り返りシートの作成、共有 |
成果 |
初回となるワークショップではトークイベントで顔を合わしていたこともあり、会が始まる前から参加者同士の交流が行われていた。一人ひとりが真剣にワークに取り組み、共有の時間では「あなたならできるよ。応援している」など前向きな声かけが行われていた。それぞれの人生を振り返ることで、涙する参加者やそれに寄り添う参加者が現れるなど、安心安全な場が作られ、参加前は半信半疑だった参加者も会終了時には打ち解けあっていた。 |
2023年9月30日(土曜日):ワークショップ2回目
会場:兵庫県立 人と自然の博物館本館4階 研修室
目標 |
趣味をより楽しむためには?〜みんなでいろんなアイデアを出し合おう〜 1.趣味を発展させるための要素検討:アイデア発想の手法を用いて、今の趣味をより深める/拡げるために必要な事項を洗い出す 2.趣味に活用可能なスペース提示:市役所と協議のもと、有効活用のニーズが高いエリアを地図上に示して、参加者に提示する |
主な実施内容 |
・アイデア発想法のインプット ・趣味を発展させるワーク |
成果 |
2回目のワークショップでも開始から参加者同士でおしゃべりを楽しんでおり、すでに慣れ親しんだ関係ができ始めていた。前回のワークに引き続き、それぞれの趣味をより楽しむためのアイデアを出し合い、それぞれの活動が具体的に形になり始めた。 |
2023年10月8日(日曜日):ワークショップ3回目
会場:県立人と自然の博物館コレクショナリウム
目標 |
フラワータウンを探索!〜私だけのお気に入りスペースを発見しよう〜 1.「この場所で何かをするなら?」という問いを念頭において、フラワータウン内での活用可能エリアを実際に見学することで、趣味を「場所」の観点から発展させるアイデアを検討する 2.ワークショップ1、2で洗い出した「趣味・好き」の5W1Hに、フラワータウンという場所の制約を加えて検討することで、より具体的な次の一手を検討する |
主な実施内容 |
・まち歩き準備 ・感想共有 |
成果 |
3回目はフラワータウン周辺の活動が行えるスペースの探索を行なった。それぞれの施設責任者が説明を行い、これまで行われてきたイベントや使用にあたっての手続き・ルールなどを聞いたのちに、参加者から多数の質問が投げかけられた。全員が「それぞれのスペースで自身の活動を実施するためには」を具体的に考える機会となり、それぞれの趣味がフラワータウンと繋がる1日となった。 |
2023年10月22日(日曜日):ワークショップ4回目
会場:県立人と自然の博物館コレクショナリウム
目標 |
趣味を発展させるための「一歩目」を!〜これまでのワークショップのまとめ〜 1.これまでのワークショップで考えたことや気づいたことを線でつなぎ、趣味を発展させる/新たに取り組むための「一歩目」のアクションを策定する 2.ワークショップ終了後も参加者同士がつながりを維持し、お互いの「暮らし」を応援し合える関係性の土壌を形成する |
主な実施内容 |
・これまでのワークの振り返り ・ゲストメンター自己紹介 ・一歩目のアクション策定 ・ゲストメンター応援メッセージ ・宣言タイム |
成果 |
ワークショップ最終回では、市内で活躍される9名のゲストメンターをお呼びし、参加者の“やってみたい”を“やってみる”ための一歩目を対話を通じて具体的にした。ジャンルの異なるメンターそれぞれに質問や相談を投げかけ、この日1つのプロジェクトチームが生まれ、メンターとコラボしてイベントを行うことが決定した。最後の宣言タイムでは、参加者それぞれがワークショップの振り返りと、“やってみたい”にチャレンジするための一歩目を共有し、たくさんの共感と応援が飛び交う最終回となった。 |
2023年11月5日(日曜日):イベント1回目
会場:人と自然の博物館 芝生広場周辺
目標 |
〜”やってみたい”を伝える発表会〜 1.ワークショップ参加者による「ワークショップでの取り組み」「"やってみたい"の実現に向けたネクストアクション」の発表を行い、実現のために共感者や応援者とのつながりを生み出す 2.発表に向けた準備を通じて、”やってみたい”思いをより明確にし、モチベーションの向上を図る 3.他者の”やってみたい”を聞くことで、参加した人たちの「私も何かやってみたい」という思いをひき出す |
主な実施内容 |
・参加者による発表 ・参加者によるワークショップ感想共有パネルトーク ・登壇者の活動お披露目 |
成果 |
ワークショップ参加者から8名が登壇し、それぞれの“やってみたい”の背景や実現に向けたネクストアクションの発表を行なった。会場からは応援コメントがたくさん投げかけられ、発表者に限らず来場した多くの人が“やってみたい”の実現に向けてより一層モチベートされる一日となった。 |
2023年11月11日(土曜日):イベント2回目
会場:フラワータウン駅前倉庫
目標 |
〜”やってみたい”を共有し、”やってみる”に変える座談会〜 1.自身の”やってみたい”を他者と共有する中で、”やってみる”に向けたモチベートを図る 2.似た”やってみたい”を共有することで、協力やコラボレーションの可能性を探る 3.他者の”やってみたい”を聞くことで、参加した人たちの「私も何かやってみたい」という思いをひき出す 4.ワークショップに参加していない人には、このコミュニティへの参加意欲を高める |
主な実施内容 |
・自己紹介 ・テーマに分かれてトーク ・感想共有 ・懇親会 |
成果 |
「またみんなで集まっておしゃべりしたい」と感じてもらうことを目的に開催した座談会。この会では新たに4名の参加者を迎えて22名でテーマに分かれて対話を行なった。それぞれの趣味や考えを共有する機会となり、会終了後もまだ話し足りない様子で「毎月くらい集まって、みんなでいろんなおしゃべりを楽しみたい」という声が多く上がった。この日はワークショップ参加者Tさんの「私が作ったものをみんなに食べてもらいたい」がケータリングとして実現された。 |
2023年11月18日(土曜日):イベント3回目
会場:サンフラワー
目標 |
〜”やってみたい”を共有し、”やってみる”マルシェ〜 1.小さな成功体験を得る(出店 / やってみたいを通じた対話) 2.やってみたいを通じた対話機会の創出 3.他者の”やってみたい”に触れることで、参加した人たちの「私も何かやってみたい」という思いをひき出す 4.ワークショップに参加していない人には、このコミュニティへの参加意欲を高める" |
主な実施内容 |
・会場設営、デコレーション ・マルシェ ・出店者振り返り |
成果 |
ワークショップ参加者13名、座談会参加者4名、一般申込3名の計20店舗が出店した本マルシェは、準備〜集客までを出店者全員で行なった。結果として200名近くのお客様が来場し、会場は終始賑わいを見せていた。マルシェ終了後の振り返りでは「“やってみたい”を形にすることができた」「次はこんなことをしてみようと思う」などそれぞれの活動が着実に走り出していることが確認できた。 |
2023年11月25日(土曜日):イベント4回目
会場:県立 人と自然の博物館 コレクショナリウム
目標 |
「”やってみたい”が実現するまち=三田」の実現に向けて共犯者を増やし、繋がりを生み出す 1.これまでの振り返りを通じて、”やってみたい”をはじめるために必要なリソースを多角的に洗い出し、共有する 2.会場に集まった一人一人が、コミュニティに対する、自身の役割・立ち位置を明らかにする 3.多様なプレイヤーが「やってみたいの実現」のもとで集う、緩やかなつながりを形成する 4.「みんなで話して楽しかった」という思い出を共有し、継続的・自発的な対話の機会創出につなげる |
主な実施内容 |
・インタビューワーク ・自由登壇形式のトーク ・感想共有 ・交流会 |
成果 |
一連のプログラムの最終回となるトークイベントでは、ワークショップ参加者・市内プレイヤー・市内支援者・教育関係者・自治体職員など51名が参加し、肩書きに囚われない自由な交流を生み出すことができた。自由登壇形式のトークの際にはワークショップ参加者から6名が立候補して登壇し、ワークショップの感想やこれからの活動について話していただいた。会終了後の交流会にも20名以上が参加し、参加者が持ち寄ったケータリングを囲んで参加者同士で自由に歓談を行なった。 |
更新日:2024年04月25日