ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)キャッチアップ「無料接種は2025年(令和7年)3月31日まで」
接種は合計3回で、完了までに約6か月かかります。接種を希望する方は、お早めの接種をご検討ください。
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)について
子宮頸がんとはどんな病気?
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因とされ、特に、20代から30代の若い女性に急増している病気です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスであり、感染ルートは性交渉で、約80%の女性が一生に一度は感染すると言われています。
感染は一時的で、ほとんどの場合は免疫力で自然に排除(90%以上)されますが、ごくまれにウイルスが体内に長く住みつき、その結果、子宮頸がんを発症(0.15%)することがあります。
日本では、年間11,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人がなくなっていると言われています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの効果
海外や日本で行われた調査では、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。
また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人ががんにならなくてすみ、約20人の命が助かる、と試算されています。
子宮頸がん検診について
子宮頸がんの予防には、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種と子宮頸がん検診が大切です。ワクチンだけでは防げないヒトパピローマウイルス(HPV)感染もあるため、20歳以上の方は2年に1回、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
子宮頸がん検診の詳細については、女性がん検診(三田市ホームページ)をご確認ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染は主に性的接触により起こります。パートナーとともに性感染症の予防も忘れずに行いましょう。
キャッチアップの接種(積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方へ)
平成25年6月以降の積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方は、キャッチアップ接種(既定の接種年齢を超えて接種を行う)が可能です。
(注意)キャッチアップ接種の期間延長措置については、こちらをご覧ください。
対象者
平成9年4月2日から平成20年4月1日の間に生まれた女性
令和4年4月から令和7年3月までの3年間(令和7年3月31日までに3回目まで完了することが必要です)
- キャッチアップ接種対象者のうち未接種の方へは、令和4年度、5年度に個別通知をしています。
- すでに接種を開始している人が、シルガード9の接種を希望する場合は、新しい予診票兼接種券を医療機関または子ども政策課よりお渡しします。
- 転入等で予診票兼接種券をお持ちでない方は、医療機関または子ども政策課へご連絡いただけますとお渡しします。
接種間隔と回数
サーバリックスとガーダシルの交互接種はできません。サーバリックスまたはガーダシルで接種を開始した方が、途中からシルガード9の接種を希望する場合は、接種医と相談のうえ進めてください。
シルガード9
1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回
(注意)標準的には2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回
サーバリックス
1月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて1回
(注意)標準的には1月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回
ガーダシル
1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回
(注意)標準的には2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回
※キャッチアップ対象者は、いずれのワクチンも3回接種で完了です。
令和4年3月31日までに自費で受けたヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)任意予防接種費用の助成について
積極的な接種勧奨差し控えにより、定期接種の対象年齢をすぎて自費で任意予防接種を受けた人に対して、費用の助成を行います。
対象となるワクチン
サーバリックスまたはガーダシル(シルガード9は対象外)
助成金交付申請ができる人
以下のすべてに該当する被接種者またはその保護者
- 令和4年4月1日時点において、三田市に住民登録がある被接種者
- 平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女子であり、16歳となる日の属する年度の末日までに定期接種として3回の接種を完了していない人
- 17歳となる日の属する年度の初日から令和4年3月31日までに自費接種を受けた人
- 償還払いを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていない人
- 三田市以外の市区町村から同種の助成を受けていない人
申請できる助成金の額
- 医療機関が発行した領収書がある場合は、接種の実費用。
- 同領収書がない場合の接種1回あたりの助成金は16,731円です。
(注意)
- 診察料、交通費、宿泊費、書類発行費用等、実費用でないものは、助成金対象外です。
- 審査により助成金額を決定し、申請日の翌月末頃に、申請書記載の金融機関口座に振り込みます。
必要書類
補助金等交付申請書、予防接種を受けたことがわかる領収書(原本、コピー不可)と下記のいずれか一つ
- 母子健康手帳の表紙及び接種記録のページの写し
- 接種済証の写し
- 予防接種予診票の写し
- 接種日と予防接種の種類が確認できるもの
これらの書類がない場合は、医療機関が記入した「ヒトパピローマウイルス感染症任意接種費助成金申請用証明書」を提出してください。
なお、申請者と被接種者が異なる等、申請状況によっては添付書類の追加を求めることがあります。(運転免許証の写し等)
申請期間
令和7年3月31日まで(延長の予定はありません)
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)任意接種費用の助成金交付申請について(PDFファイル:179.8KB)
三田市ヒトパピローマウイルス感染症任意接種費助成金申請用証明書(PDFファイル:72.6KB)
(領収書あり記入例)補助金等交付申請書(PDFファイル:172.4KB)
(領収書なし記入例)補助金等交付申請書(PDFファイル:173KB)
子宮頸がん予防ワクチンに関する兵庫県相談窓口
相談例 | 電話番号 |
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接種後、時々頭痛があるが、副反応か?(健康福祉部感染症等対策室感染症対策課) | 078-362-3264 |
症状があり、通学や学習に不安がある。(教育委員会事務局体育保健課) | 078-362-3789 |
三田市実施医療機関一覧
ヒトパピローマウイルス定期予防接種実施医療機関一覧 (PDFファイル: 87.9KB)
厚生労働省ホームページ参照
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
この記事に関するお問い合わせ先
〒669-1514 三田市川除675 総合福祉保健センター
電話番号:079-559-5701
ファクス番号:079-559-5705
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更新日:2024年12月19日