市史研究さんだ第11号

更新日:2022年03月31日

ページID: 4129
「市史研究さんだ11号」の表紙と見開きのページ見本
年代物の旧町村文書がテーブルの上に並べて置かれている写真

巻頭写真「三田市役所所蔵の旧町村文書」

旧町村の事務報告書は、各種の簿冊に綴じ込まれて偶然保存されたケースも少なくありません(本書51頁)。

体裁

  • B5判
  • 126ページ
  • 税込価格:800円
  • 平成21年3月刊

主な内容

1 研究論文

「近世の九鬼氏三田藩・十丁町・魚肥・蔵米・金物商について」 三浦 俊明

  • 平成17年度実施の「市史編さん講演会」での講演内容を踏まえ、三田藩とその城下の町場にかかわる研究上の成果や課題について多面的に論究しています。

2 資料紹介(市史資料編に未掲載の歴史資料を翻刻、解説)

(1)「天保十二年『西国順礼万日記』―記録資料の観点から―」 解題:印藤 昭一

  • 旧大川瀬村湯谷に在住した願主が4人の同行(どうぎょう)とともに、西国三十三所順(巡)礼をおこなった際の36日間にわたる詳細な日誌。
  • この種の記録としては事実上市内ではじめての事例紹介です。
  • これらの日記には、あとに続く順礼者に対する参考資料として公共的な性格があったことがうかがわれます。

(2)「三田市役所に残る旧町村の事務報告書」 解題:河島 真

  • 市町村の事務報告書は昭和戦前では「市制・町村制」、戦後は地方自治法の規定に基づいて作成、議会に提出されます。
  • 自治体の事務の概要を記録した基本資料ではありますが町村合併などもあり、必ずしも現在まで保存されているとは限りません。
  • 市に保存される旧町村の事務報告書の悉皆調査の成果をもとに、年代ごとに特徴ある報告書の事例を翻刻・紹介しました。

(3)『小寺泰治郎翁歴伝』稿本(第3回)

  • 幕末・明治維新期三田藩のキーパーソンの一人、小寺泰次郎に関する新出の伝記を翻刻・紹介する連載の第3回。
  • 今回は文久(1861)から明治2年(1869)頃までの激動の幕末期における三田藩の動向に関する叙述が中心となります。
  • 三田藩の斬新な洋化政策が種々の波紋を呼んだ模様が詳しく触れられています。

3 平成19年度「三田市史を読む会」近世資料編の概要

  • 市史第4巻近世資料に掲載された歴史資料をテーマとした4回講座の記録。

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 文化スポーツ課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5144(文化担当)、079-559-5145(生涯学習担当)、079-559-5022(スポーツ担当)
ファクス番号:079-563-1360

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