兵庫県立三田祥雲館高校との平成24年度連携授業

更新日:2022年03月31日

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 市史編さん担当では、地域ボランティアのみなさんや神戸大学に所属する研究者の支援を得ながら、昨年度に引き続き、兵庫県立三田祥雲館高等学校の2年生・3年生を対象とした「探究」科目で「歴史研究入門」の授業を開講しています。

 『三田市史』の編さんで蓄積された資料・情報や地域の先輩方の知識を活用して、地域に根差した歴史・文化について、研究の方法論にもふれながら、生徒たちに学んでもらうという意欲的な取り組みです。

今年のテーマは「三田のくらしと水」

 本年度は、「水」をテーマに、三田という地域の特色や人々の暮らし、歴史のあゆみなどを、グループワークや現地見学を取り入れながら学習しています。

平成24年度「歴史研究入門」授業計画
番号 大テーマ 授業内容
1 わがまち「三田」について 授業の進め方+三田市の位置
2 わがまち「三田」について 三田市の地理とあゆみ1(三田市の位置となりたち)
3 わがまち「三田」について 三田市の地理とあゆみ2(地域と水系、カルチャータウン以前)
4 水と人々の生活 町の生活と水
5 水と人々の生活 村の生活と水
6 水と人々の生活 上内神フィールド見学(農業水利)
7 水からみた三田の歴史 奈良時代の三田の山と川
8 水からみた三田の歴史 千刈ダム・青野ダムの歴史
9 水からみた三田の歴史 渇水・水害とのたたかい
10 補講・学習のまとめ、プレゼンテーション検討 平安時代の三田の山と川・学習のまとめ・グループ発表テーマの検討
11 プレゼンテーション作成 構成検討・作成開始
11 (7月~夏季休業中) 資料収集・プレゼン作成作業
12 プレゼンテーション作成 予行・合評会
13 プレゼンテーション作成 プレゼンテーションの修正
14 学習成果の公開プレゼンテーション 成果の発表、研究者による講評

(注意)公開プレゼンテーション以外の授業は非公開です。

上内神で現地学習を実施しました!

 「村の生活と水」の学習を踏まえて、5月16日に学校が所在するカルチャータウンの南側にひろがる上内神を訪ね、農業水利の現地学習を実施しました。

 学園西公園の親水空間を構成する「伊助谷池」を出発して、樋や余水吐、用水路の構造や枝別れを観察しました。

 水田に用水が取りこまれる複雑な仕組みや昔からの仕来たりについて、地元の方の説明を聞きながら記録をとり、江戸時代の村の境界と用水路が深く関係していることも「発見」しました。

 お仕事の合間に貴重なお教えをいただきました上内神のみなさん、ありがとうございました。

木の策と水路、植物が生い茂る道の写真
自然豊かな道を歩く参加者たちの写真

第10回平安時代の三田の山と川

 後白河上皇から、市内本庄地区に位置した荘園の領主に出された古文書をもとに、三田の豊かな山林資源や水運について学びました。

 後白河上皇のほか、大河ドラマや教科書に登場する鳥羽上皇とその后である美福門院など、著名な人物の名前が三田との関わりで登場します。

学習成果の公開プレゼンテーションを実施します。

 授業の最終日となる9月26日(水曜日)には、生徒たちによる学習の成果発表会を公開で実施する予定です。

6詳細は改めてご案内いたしますので、ぜひご来場ください。

プレゼンテーションのテーマが決まりました!

  • 1班:戦後の渇水と水害(水害への対応)
  • 2班:戦後の水害(被害への対応)
  • 3班:三田の渇水と水害(水防と農業)
  • 4班:生活と水(水の大切さ)
  • 5班:まちの生活と水(水の大切さ)
  • 6班:生活と水(水の大切さ)

偶然にもテーマが2つのグループに分かれました。

それぞれさらにテーマを深め、9月の発表にむけて調べ学習を進めます。

三田のくらしと水に関わる写真や資料をお持ちの方がおられましたらぜひご教示ください!

この記事に関するお問い合わせ先

地域共創部 市民協働室 文化スポーツ課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5144(文化担当)、079-559-5145(生涯学習担当)、079-559-5022(スポーツ担当)
ファクス番号:079-563-1360

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