三田歴史通信「三田市でかつて行われていた2月の伝統行事」令和6年2月1日放送

更新日:2024年02月02日

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 地元FM局・ハニーFM(82.2メガヘルツ)に市職員が出演し、三田市の歴史のこぼれ話・郷土学習に関する取り組みやサービスなどについて分かりやすくお伝えする番組です。毎月第1木曜日の15時10分~15時20分に放送していますのでぜひお聞きください。

彫像やイラストなどの写真が添えられた「三田歴史通信」のPRイメージ

放送内容

今回は、かつて行われていた2月の伝統行事についてお話をしています。

三田市の2月の伝統行事には、2月3日の「節分」と翌4日の「立春」があります。「節分」は季節の変わり目で「立春」は「神さんの正月」と呼んで「春」の始まりだけでなくお正月の意味合いがあったことを旧暦では現在の「節分」が大晦日で「立春」が正月だったことと合わせて説明しています。年の変わり目のこの時期では隙間から禍や魔物やよくないことが顔を出すと日本では考えられ夜に豆をまき「鬼は外、福は内」と唱える節分の行事もこうしたことにちなんでいることと、三田は九鬼家の所領だったので「鬼は外」と唱えると殿様を追い出すことにつながるためはばかり「鬼は内」と唱えたことを江戸時代の書籍からエピソードを引用して日本全国の他の地域でも同様に「鬼は内」と唱えた例を説明しています。

「鬼は内」と最近唱え始めたという諸説の中で有力とされている京都の禅宗のお寺の話として、「節分の夜は「鬼は外」と唱えられ鬼が行き場をなくしてしまっており自分たちと異なった者を排除するのでなく、手をつなぐために「鬼は内」と唱えこの活動を広めていきたい」とされており現代的な視点に立った新しい動きがあることを説明しています。

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