行基さんの杖あと

更新日:2022年03月31日

ページID: 4092
お坊さんが治水工事を眺めているイラスト

奈良に都があった頃、行基という坊さんが、諸国をまわって修行されていた。

川除(かわよけ)を通られた時、村が洪水に悩まされていることを聞かれ、治水工事をすすめられた。

「松山のゆ」をつくって用水路を引いたり、川を遠ざけて、洪水から村を守るようにされた。

このことから「川除」の地名が起こった。

また、福島では、少し日照りが続くと、水がかれて米ができないことがよくあった。

そこで谷川をせき止めて、池を造られた。そのおかげで、どんなに日照りが続いても水を流すことができ、米ができるようになった。

福島は米がよくでき、農民の暮らしは豊かになり、幸せになった。

それでこの村を「福ノ島」、この池を「福島大池」と呼び、人々に親しまれるようになった。

イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年

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