高売布神社の神様と社号石

下照姫と天雅彦
高皇産霊神は大国主命にこの里を天つ国に譲るように命じる為、天雅彦命を使いに出した。高平の里におりた天雅彦命はその里の下照姫に心を奪われた。役目の事をすっかり忘れて夫婦になり8年が過ぎた頃、天雅彦命は、怒った高皇産霊神に矢を討たれ、命を落とした。後世、里人は高売布神社に下照姫と天雅彦をまつることにした。
社号石

高平の里は源満仲が川西の多田荘を治めていた時の支配下です。満仲は高売布神社を荘園北部の鎮守としました。八代将軍徳川吉宗の頃、祭神が同じなのに神社名が違う所には社号石が準備され、高平の里は「高売布社」の社号石を頂きました。
イラスト 笹倉 尚光
三田の民話100選(下)より
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更新日:2022年03月31日