嫁が渕ものがたり

更新日:2022年03月31日

ページID: 3425
お嫁さんが大岩から身を投げているイラスト

武庫川と青野川の合流点に「嫁が渕」がある。昔、仲の良い若夫婦がいた。姑は二人の仲をねたみ、よく嫁いびりをした。

ある日、お嫁さんに、一つの広い田を「今日中に植えるように」と言った。

お嫁さんは一度も休まず必死の思いで植えた。陽は暮れてもまだ半分しか植わらない。

このまま帰ると姑に何と言われるかわからない。それを思うと急に悲しくなり、渕の上の大岩から身を投げた。

村人達は、お嫁さんを哀れみ霊を慰めようと、祠(ほこら)を建てて祀(まつ)った。

それから、この渕を誰言うとなく「嫁が渕」と呼ぶようになった。

イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年

この記事に関するお問い合わせ先

地域共創部 市民協働室 文化スポーツ課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5144(文化担当)、079-559-5145(生涯学習担当)、079-559-5022(スポーツ担当)
ファクス番号:079-563-1360

メールフォームからのお問い合わせ

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?