千丈寺山の天狗

更新日:2022年03月31日

ページID: 3420
天狗と杖を持った白髪白髭の老人が村を見守っているイラスト

昔、六甲山に大天狗が住んでいた。ひとっとびでやってきて、乙原(おちばら)の千丈寺山を休み場にしていた。

乙原村の吾作という若者が、ある日屋根葺(ふ)きの手伝い中、突然いなくなってしまった。いくら捜しても見つからないので、死んだものと諦め、供養していた。

数十年後のこと、白髪白髭、顔中毛だらけの老人が吾作の家に現れ、仏壇にお参りしていて家人に見つかった。

急に千丈寺山の方へ姿を消した。この白髪の老人のことを、村人達は「吾作は天狗の力で仙人になったのでは」とうわさされるようになったという。

イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年

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