花山院と十二妃の墓

更新日:2022年03月31日

ページID: 1916
夜空の下、尼が琴を弾いているイラスト

第65代花山(かざん)天皇は、19才で皇位を去り、仏門に入り法皇となられた。

そして、三十三ヶ所の霊場(れいじょう)をまわり、ここ三田の紫雲山(しうんざん)で隠遁(いんとん)されたので、この寺を花山院と呼ぶようになった。

京(みやこ)の女官11人は、法皇を慕って花山院を訪ねたが、女人禁制の為、尼となって山のふもとに住んだ。

尼達は、坂を登って、これ以上立ち入れない所で琴を弾いて法皇をおなぐさめした。

それでこの参道の坂を、「琴弾坂(ことひきざか)」と言うようになった。

また、いつの頃からか定かでないが、この地を「尼寺(にんじ)」と呼ぶようになった。

尼寺の中央の丘に、妃の弘徽殿(こきでん)祇子と11人の女官の墓がある。

イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年

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