竜神池の金の鶏

更新日:2022年03月31日

ページID: 1910
赤く燃える空のなかに黒く映る寺と、金の鶏が鳴いているイラスト

明智光秀の軍勢は、三田の寺々を攻めながら進んだ。

小柿(こがき)の感応寺(かんのうじ)も攻められ、焼け落ちた。

その時、寺の宝物の金の鶏が池に投げこまれたらしい。

それから何百年かして、山仕事に励んでいた若者が、鶏の鳴き声を聞いた。

仕事ははかどり、薪を町へ持っていってもよく売れた。鳴き声を聞いた日は、いつもそうだった。

家も建てかえることができ、親孝行もできた。鳴き声の主は、寺の宝物の金の鶏だろうということになり、その他を「竜神池」と呼ぶようになったということだ。

イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年

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