陶墓(来迎寺)
名称 | 陶墓 |
読み | とうぼ |
所有者 | 来迎寺 |
指定区分 | 市 |
種別 | 歴史資料 |
年代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 平成4年6月30日 |
所在地 | 三輪 |
地区 | 三輪 |
数量 | 1基 |
慶応4年(1868)旧有馬郡三輪村の住人貞次郎が両親らの供用のため、同村来迎寺裏の墓場に建立したものである。
亀居(井)家の祖は寛政末から文化初年ごろ(1800~)、三田本町の豪商内神屋惣兵衛が陶磁器を生産するにあたって、京都より招聘した陶工達の一人、亀屋又兵衛(亀枝)である。三輪神社裏山で三田の陶工畳屋忠兵衛を助けて、青磁をはじめ染付、赤絵など「三田焼」の名品を数多く焼いた。
この「三輪明神窯」を指導したのは京都伏見の名工欽古堂亀佑で、菩提寺専称寺(京都)に一家の陶墓を立てているが、貞次郎はころに倣って自作したものであろう。墓碑は石づくりが多い中にあって、陶器の墓は珍しい。
更新日:2023年01月04日