陶墓(来迎寺)

更新日:2023年01月04日

ページID: 19465
陶墓
情報
名称 陶墓
読み とうぼ
所有者 来迎寺
指定区分
種別 歴史資料
年代 江戸時代
指定年月日 平成4年6月30日
所在地 三輪
地区 三輪
数量 1基

慶応4年(1868)旧有馬郡三輪村の住人貞次郎が両親らの供用のため、同村来迎寺裏の墓場に建立したものである。

亀居(井)家の祖は寛政末から文化初年ごろ(1800~)、三田本町の豪商内神屋惣兵衛が陶磁器を生産するにあたって、京都より招聘した陶工達の一人、亀屋又兵衛(亀枝)である。三輪神社裏山で三田の陶工畳屋忠兵衛を助けて、青磁をはじめ染付、赤絵など「三田焼」の名品を数多く焼いた。

この「三輪明神窯」を指導したのは京都伏見の名工欽古堂亀佑で、菩提寺専称寺(京都)に一家の陶墓を立てているが、貞次郎はころに倣って自作したものであろう。墓碑は石づくりが多い中にあって、陶器の墓は珍しい。