印章(三田市)
名称 | 印章 |
読み | いんしょう |
所有者 | 三田市 |
指定区分 | 市 |
種別 | 考古資料 |
年代 | 平安時代 |
指定年月日 | 平成元年3月22日 |
所在地 | 三田ふるさと学習館 |
地区 | 三輪 |
数量 | 1点 |
印章は、昭和57年4月にほ場整備事業に先立つ貴志・下所遺跡発掘調査において出土したものである。
印章は印面周縁の一部を欠損しているが、印部分は方2.6cm、全高3.1cm、重量27gを測る銅印である。鈕の形状は莟鈕で、その上部に鈕孔一孔を有し鈕孔部分に使用によって生じた手ずれ痕が認められる。鈕基部には幅1mmの凹線各5本を両面に鋳出しており、片面の基部から鈕孔にかけて、鋳造後に刻された毛刻状の細線6本が認められる。印面は外周区画を0.7~0.85mm、印字は1mmの字幅で、印刻の深さは3mmである。
平安時代の在地豪族所有の私印と考えられる。
更新日:2023年01月04日