一石五輪塔(蓮花寺)
名称 | 一石五輪塔 |
読み | いっせきごりんとう |
所有者 | 蓮花寺 |
指定区分 | 市 |
種別 | 考古資料 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和55年9月26日 |
所在地 | 下槻瀬 |
地区 | 高平 |
数量 | 1基 |
蓮花寺境内、代々の住職共用塔が立っている墓地内にある。
石材はこのあたりの中世石造物に使われている石英粗面岩でなく、表六甲の御影の石である。特別の注文を受けた御影の石工が刻み、六甲越えで運ばれてきたものであろう。
上部の宝珠・受花が欠損、笠石・塔身、基礎の正面に東方発心門の種子、基礎部のところに二行「長享三(1489)、為良真」と印刻されている。被供養者良真は寺宝として残っている両界曼荼羅図の由来を文安5年(1448)に裏書した祐筆である。
市内では中世の在銘一石五輪塔はこの一基だけである。
更新日:2023年01月04日