紙本墨書舎利講式(観福寺)

更新日:2023年01月04日

ページID: 19432
情報
名称 紙本墨書舎利講式
読み しほんぼくしょしゃりこうしき
所有者 観福寺
指定区分
種別 典籍
年代 室町時代
指定年月日 平成元年3月22日
所在地 川原
地区 高平
数量 1巻

講式とは如来・菩薩・高僧などの功徳をたたえ事跡を述べた一種の語りものである。平安末あたりから作られ六道講式・四座講式などその他多数ある。

この4巻は鎌倉初期華厳宗の高僧高弁(明恵上人・京都高山寺の開山)が作ったものを筆写したと奥書されている。欠巻なく四座とも寺宝として伝来している。

高弁は建保3年(1215)正月21日に涅槃・22日十六羅漢・23日如来と毎日一座を書き上げたらしくそれを永正元年(1504)転写されたもので、「奉為、七世四恩諸衆生、同住不動真如理、法界有情悉皆極、平等利益証妙果」と結んでいる。