紙本墨書如来遺跡講式(観福寺)
名称 | 紙本墨書如来遺跡講式 |
読み | しほんぼくしょにょらいいせきこうしき |
所有者 | 観福寺 |
指定区分 | 市 |
種別 | 典籍 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 平成元年3月22日 |
所在地 | 川原 |
地区 | 高平 |
数量 | 1巻 |
講式とは如来・菩薩・高僧などの功徳をたたえ事跡を述べた一種の語りものである。平安末あたりから作られ六道講式・四座講式などその他多数ある。
この4巻は鎌倉初期華厳宗の高僧高弁(明恵上人・京都高山寺の開山)が作ったものを筆写したと奥書されている。欠巻なく四座とも寺宝として伝来している。
高弁は建保3年(1215)正月21日に涅槃・22日十六羅漢・23日如来と毎日一座を書き上げたらしくそれを永正元年(1504)転写されたもので、「奉為、七世四恩諸衆生、同住不動真如理、法界有情悉皆極、平等利益証妙果」と結んでいる。
更新日:2023年01月04日