紙本墨書大般若経(欠巻あり)(青原寺)

更新日:2023年01月04日

ページID: 19074
紙本墨書大般若経(欠巻あり)
情報
名称 紙本墨書大般若経(欠巻あり)
読み しほんぼくしょだいはんにゃきょう(けっかんあり)
所有者 青原寺
指定区分
種別 典籍
年代 鎌倉時代
指定年月日 昭和62年12月28日
所在地 大原
地区 三輪
数量 600巻

文永7年(1270)、元享2年(1322)、応安5年(1372)、永正8年(1511)などの年紀の奥書がある。

600巻は干支の12支の子・丑から戌・亥に至る12の箱へ50巻ずつ収納されているが若干の欠巻がある。永正8年以前の奥書は河内・佐伯・丹波などの国で書写されているところから、巻127に「貴志庄大原村安置之者也」と追記のある永正8年ごろにまとめてこの村へ施入されたものであろう。もとは巻子本であった径本を表装して折本に仕立てている。

なお、このあたりの民話では大原荘の領主大原宗隆の娘が写経したものであると伝える。