懸仏(天満神社)

更新日:2023年02月09日

ページID: 17051
懸仏
情報
名称 懸仏
読み かけぼとけ
所有者等 天満神社
指定区分
種別 工芸品
年代 安土桃山時代・江戸時代
指定年月日 平成9年7月18日
所在地 西野上
地区 広野
数量 2面

二面あるうちの一面、裏の木板部の墨書から文禄二年(1593)西野上村の日向氏が、子孫の繁栄を祈願し奉納したことがわかる。

木板に鍍金した銅板を張り、仏像と飾物などは別個に打出したものを鋲針止めし、円形に仕上げている。外縁左右に吊下げ紐懸金具として、割合大きな獅噛座を取付け、これだけは朱塗りとしている。

二重円弧の中に蓮花文を等間隔に張りつけ、中央には阿弥陀如来立像、その右に薬師如来、左に十一面千手観音を配した三尊形式である。中尊の頭上に七条の瓔珞をさげた天蓋、左右に一対の花瓶には造花の開花蓮が挿入してある。中円下方に蓮池を表した波頭文、三尊はその池上の蓮花台の上にという構成である。