懸仏(天満神社)
名称 | 懸仏 |
読み | かけぼとけ |
所有者等 | 天満神社 |
指定区分 | 市 |
種別 | 工芸品 |
年代 | 安土桃山時代・江戸時代 |
指定年月日 | 平成9年7月18日 |
所在地 | 西野上 |
地区 | 広野 |
数量 | 2面 |
二面あるうちの一面、裏の木板部の墨書から文禄二年(1593)西野上村の日向氏が、子孫の繁栄を祈願し奉納したことがわかる。
木板に鍍金した銅板を張り、仏像と飾物などは別個に打出したものを鋲針止めし、円形に仕上げている。外縁左右に吊下げ紐懸金具として、割合大きな獅噛座を取付け、これだけは朱塗りとしている。
二重円弧の中に蓮花文を等間隔に張りつけ、中央には阿弥陀如来立像、その右に薬師如来、左に十一面千手観音を配した三尊形式である。中尊の頭上に七条の瓔珞をさげた天蓋、左右に一対の花瓶には造花の開花蓮が挿入してある。中円下方に蓮池を表した波頭文、三尊はその池上の蓮花台の上にという構成である。
更新日:2023年02月09日