青磁水鳥文四方花生(三田市)
名称 | 青磁水鳥文四方花生 |
読み | せいじみずとりもんしほうはないけ |
所有者等 | 三田市 |
指定区分 | 市 |
種別 | 工芸品 |
年代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 平成元年3月22日 |
所在地 | 三田市立図書館 |
地区 | 三輪 |
数量 | 1口 |
東北地方で中国青磁として伝来してきたものが、内面にある線刻名から三田青磁と判明し、仙台から三田へ里帰りした器物である。
内面の銘は「三田本町札辻、内神屋惣兵衛」と読める。三田本町に住み手広く米商いをしていた豪商の内神屋惣兵衛である。惣兵衛は藩内の殖産興業のため窯業をおこし、天明9年(1789)には京都や有田から陶工を招き三輪で開窯、文政5年虫尾新田でも開窯した三田焼育ての親である。
この作品の制作時期はわからないが、素地、青磁釉薬ともに厚く、胎土は半磁器で貫入しているところから古三田青磁初期、文化年間もはじめ頃のものと思われる。
更新日:2023年02月09日