懸仏(住吉神社)
名称 | 懸仏 |
読み | かけぼとけ |
所有者等 | 住吉神社 |
指定区分 | 市 |
種別 | 工芸品 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和62年12月28日 |
所在地 | 大川瀬 |
地区 | 藍 |
数量 | 4面 |
住吉社の大明神は底筒男命・中筒男命・表筒男命の神々と神功皇后の4柱である。これらの本地仏を木製の板に描いて崇拝したものがこの懸仏である。
本地仏は薬師如来・大日如来・阿弥陀如来と観音菩薩の4仏で、これらの仏を周縁をふちどりした円形板表面に彩色で描き、裏面に「やくし」というようにそれぞれの仏名を書いている。4面中の観音像裏面に「応永九季(1402)十二月廿五日」と年紀が墨書してあったので制作期が判明した。
懸仏は一般的に銅製が多いのに、このような木製でつり下げ用の紐かけまで同一材で造り出している手法のものは珍しい。
更新日:2023年02月09日