木造大日如来坐像(小野・大日堂)

更新日:2023年02月09日

ページID: 16437
木造大日如来坐像
情報
名称 木造大日如来坐像
読み もくぞうだいにちにょらいざぞう
所有者等 小野・大日堂
指定区分
種別 彫刻
年代 室町時代
指定年月日 平成元年3月22日
所在地 小野
地区 小野
数量 1躯

 

光背は瑞雲文台の上に火焔縁二重輪光、その後に月輪光、台座は蓮華台づくりになっているが像高より高い。

台座上の大日如来は坐像づくりで、印相の智拳印からみて金剛界大日である。頭髪は髻結い宝冠は欠落している。目には玉眼を入れ、胸飾りの下へ瓔珞を垂れ下げている。

腕臂の釧、条帛や衣などの彫りは深く、また腰上のくびれようは写実的で、全体にバランスのよくとれた彫像である。特に蓮華台の彫刻は細部にわたって秀れた技巧をほどこしている。塗りは光背、仏身、台ともに金色調でさめておらず、鮮やかに輝いている。