木造阿弥陀如来立像及び両脇侍像(下深田阿弥陀堂)
名称 | 木造阿弥陀如来立像及び両脇侍像 |
読み | もくぞうあみだにょらいりゅうぞうおよびりょうわきじぞう |
所有者等 | 下深田阿弥陀堂 |
指定区分 | 市 |
種別 | 彫刻 |
年代 | 鎌倉時代 |
指定年月日 | 昭和62年12月28日 |
所在地 | 下深田 |
地区 | 三田 |
数量 | 3躯 |
中尊の阿弥陀は上品下生印の来迎相を結び、脇侍の観音は両手で蓮台を前で持ち、勢至は胸のところで手を合わせて合掌する姿となっている。
中尊の技法は不明であるが脇侍2躯は左右割り接ぎである。
目には水晶玉眼、塗りは漆下地に金箔仕上げのようであるが、ところどころ僅かに金色が残っている程度である。
この三尊は鎌倉期の仏師快慶がつくり出した「安阿弥様」の形式を示し、写実的な表現から同時代の制作と思われる。
三尊共台座、両脇侍の宝冠胸飾などは後補されたものである。
なお、三尊をまつるお堂は下深田字願常寺にあって、かつてはここに深養山願常寺という寺があり、そこの旧仏であったと伝える。
更新日:2023年02月09日