木造阿弥陀如来立像及び両脇侍像(下深田阿弥陀堂)

更新日:2023年02月09日

ページID: 16406
阿彌陀如来立像及び両脇侍像
情報
名称 木造阿弥陀如来立像及び両脇侍像
読み もくぞうあみだにょらいりゅうぞうおよびりょうわきじぞう
所有者等 下深田阿弥陀堂
指定区分
種別 彫刻
年代 鎌倉時代
指定年月日 昭和62年12月28日
所在地 下深田
地区 三田
数量 3躯

 

中尊の阿弥陀は上品下生印の来迎相を結び、脇侍の観音は両手で蓮台を前で持ち、勢至は胸のところで手を合わせて合掌する姿となっている。

中尊の技法は不明であるが脇侍2躯は左右割り接ぎである。

目には水晶玉眼、塗りは漆下地に金箔仕上げのようであるが、ところどころ僅かに金色が残っている程度である。

この三尊は鎌倉期の仏師快慶がつくり出した「安阿弥様」の形式を示し、写実的な表現から同時代の制作と思われる。

三尊共台座、両脇侍の宝冠胸飾などは後補されたものである。

なお、三尊をまつるお堂は下深田字願常寺にあって、かつてはここに深養山願常寺という寺があり、そこの旧仏であったと伝える。