木造天部立像(田中阿弥陀堂)
名称 | 木造天部立像 |
読み | もくぞうてんぶりゅうぞう |
所有者等 | 田中阿弥陀堂 |
指定区分 | 市 |
種別 | 彫刻 |
年代 | 鎌倉時代 |
指定年月日 | 昭和62年12月28日 |
所在地 | 田中 |
地区 | 高平 |
数量 | 1躯 |
桧材を前後二枚合わせ、両腕は肩で矧ぎ、頭部は体部へのさし首となっている。左手に戟を持ち右手は腰に当てる姿となっているが全体に動勢が少ない。また甲冑の彫りなども浅いことから制作の時期は平安時代末と思われたが、顔の忿怒相には生彩があり、鎌倉時代初期のものと考える。
もとは彩色されていたが、今では下地漆の上に塗られた胡粉がわずかに残る程度である。
右目の部分と左足先は欠損、宝冠、戟、邪鬼などは後補である。
更新日:2023年02月09日